手塚治虫初の青年向け長編『地球を呑む』オリジナル版が登場 雑誌連載時の原稿を復刻

 『手塚治虫 ミッシング・ピーシズ 地球を呑む[オリジナル版]』(立東舎)が11月13日に発売される。

 本書は、初出の雑誌オリジナル版と単行本版の見比べが可能という趣向を特徴とする「ミッシング・ピーシズ」シリーズの第8作目にあたる。これまでに『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『火の鳥《望郷篇》』『リボンの騎士』などが同シリーズとして刊行されてきた。

 『地球を呑む』は手塚治虫初の青年向け長編漫画として知られる作品。セリフや絵の改変が多数行われており、特に全編のクライマックスには大きな異同があることから、本書は全600ページの大ボリュームとなっている。単行本化の際に描き変えることの多かった手塚治虫の創作の軌跡を確認できる一冊だ。

 収録内容は、「地球を呑む(雑誌オリジナル版)」「地球を呑む(単行本版差分)」「地球を呑むギャラリー」、濱田高志による解題で構成される。

 手塚治虫は1928年、大阪府豊中市生まれ。1946年に漫画家としてデビューし、翌年発表した「新寶島」などのストーリーマンガにより戦後マンガ界に新生面を拓いた。1962年にアニメーション作家としてデビューし、翌年から放映したテレビアニメ「鉄腕アトム」によりテレビアニメブームを巻き起こした。1989年2月9日没。

■書誌情報
『手塚治虫 ミッシング・ピーシズ 地球を呑む[オリジナル版]』
著者:手塚治虫
価格:8,800円(税込)
発売日:11月13日
発行:立東舎
発売:リットーミュージック
©手塚プロダクション

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