朝井リョウ「ゆとり三部作」シリーズ70万部突破 Amazon総合1位も獲得
朝井リョウのエッセイシリーズ「ゆとり三部作」の累計発行部数が、単行本・文庫・電子書籍あわせて70万部を突破した。
【写真】『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』
シリーズは文藝春秋より刊行されている『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』の3作で構成される。第一作『時をかけるゆとり』は朝井の初エッセイ集で、大学生活から就職活動、社会人の日々までを収録。2012年6月に単行本『学生時代にやらなくてもいい20のこと』として刊行され、2014年12月に改題のうえ文庫化された。
第二作『風と共にゆとりぬ』は2017年6月に単行本、2020年5月に文庫が刊行。収録エッセイ「肛門記」は、昨年9月実施の感想募集キャンペーンにおいて読者のお気に入りエピソード1位に選ばれている。第三作『そして誰もゆとらなくなった』は2022年8月に単行本が刊行され、昨年7月の文庫化の際には書き下ろしエピソード2本が追加収録された。三部作のなかで最大ボリュームとなっている。
昨年9月には、アイドルグループ「カラフルスクリーム」のかれんが文庫『そして誰もゆとらなくなった』について「著者紹介で笑い取ってくるのズルい」とXに投稿し、大きな反響を集めた。また今年4月、朝井が『イン・ザ・メガチャーチ』で2026年本屋大賞を受賞したことを機に、同作とともに「ゆとり三部作」を手に取る読者も増加した。
さらに今年10月、出版社で働くれなによる「やばい。絶対読む本間違えた!!!!! 病院の待合室で、カバンに入れていたこれを読んでいたんだけど、あまりに面白くて10分で3回は吹き出した」というXポストが拡散。『そして誰もゆとらなくなった』が“チャート逆走”の様相を呈し、10月9日にAmazon総合1位を獲得した。なお今年6月の55万部突破から5か月あまりで、シリーズ累計70万部を達成している。
■書誌情報
『時をかけるゆとり』
著者:朝井リョウ
価格:770円(税込)
出版社:文藝春秋(文春文庫)
『風と共にゆとりぬ』
著者:朝井リョウ
価格:825円(税込)
出版社:文藝春秋(文春文庫)
『そして誰もゆとらなくなった』
著者:朝井リョウ
価格:825円(税込)
出版社:文藝春秋(文春文庫)