ふかわりょうによるエッセイ『中年よ、すねを剃れ』刊行 椿鬼奴迎えた刊行イベントで氷河期世代トーク
タレントのふかわりょうによる最新エッセイ集『中年よ、すねを剃れ』が、10月21日に中央公論新社より刊行。あわせて同日、新宿ブックファーストにて芸人の椿鬼奴を迎えた発売記念イベントが開催された。
本書は、デビューから30年、痛みを笑いに変えてきた著者が、すべての中年に贈るエッセイ集。求められる笑いと芸風のギャップに悩み、ホテル・ドーミーインに恋文を送り、おもねらないスタッフに歯がみするといった、繊細な50歳・独身の日常が綴られている。
ふかわは刊行に寄せて「同世代の人たち、そしてこれから中年になる人たちが、ほっとひと息つけるような。ほんの少し前向きになれるような。歳を取ることも悪くないなと。そんな本になれば幸いです」とコメントしている。
発売イベントでは、同世代である椿との間で氷河期世代ならではのエピソードが次々と飛び出した。椿は本書に登場する給食を完食できない子どものエピソードに触れ、「私がまさにそんな子どもでした」「スナック菓子しか食べれないくらい歯が弱くて、肉や魚が硬くて食べられなかったんです。昔の給食の肉は硬かった!でも、私には牛乳が飲める強みがあったので、牛乳が苦手な子の分を飲んであげるかわりに、肉を食べてもらって、お皿を空にしていました」と自身の子ども時代を振り返った。
ふかわは「氷河期世代は数が多いから、いろいろなものを比べられ、必死で生き残らなきゃいけない感覚がありましたよね」と語り、幼少期のVHS対ベータの規格戦争に触れながら「我が家はベータだったから、ものすごい敗北感を抱えました」「この屈辱感が今の芸風につながっているし、もしうちがVHSだったら、芸人デビューしていなかったかもしれない」と自身の芸風のルーツを明かした。会場からの「ふかわさんは、すね毛を剃ってますか?」という質問には、「ご想像にお任せします」と不敵な笑みで返したという。
ふかわりょうは1974年神奈川県生まれ。20歳の頃、長髪に白いヘアターバンを装着した「小心者克服講座」でブレイクし、のちの「あるあるネタ」の礎を築いた。その後、テレビやラジオに出演するほか、ROCKETMANとしてDJ活動も行う。著書に『世の中と足並みがそろわない』『スマホを置いて旅したら』などがある。
■ふかわりょうコメント
同世代の人たち、そしてこれから中年になる人たちが、ほっとひと息つけるような。ほんの少し前向きになれるような。歳を取ることも悪くないなと。そんな本になれば幸いです。
■書誌情報
『中年よ、すねを剃れ』
著者:ふかわりょう
価格:2,200円(税込)
発売日:10月21日
出版社:中央公論新社