矢部太郎の初オリジナル絵本『にっぽんたろろばなし さんねんねたろろ』刊行へ 全編水彩画で描くおとぎ話

 矢部太郎による描きおろしオリジナル絵本『にっぽんたろろばなし さんねんねたろろ』(講談社)が11月16日ごろに発売される。

 本作は、『大家さんと僕』シリーズで累計140万部を突破した矢部太郎による初のオリジナル絵本。講談社の幼児雑誌『げんき』で2023年より連載している「おとぎのたろろ」シリーズの「三年寝たろろ」をベースに、絵本として再構築したもので、全編が矢部にとって初となる水彩画で描き下ろされている。

 主人公は「たろう」ではなく「たろろ」。雨が降っても祭りで騒がれても月日が巡っても、ずっと寝続けるたろろの姿を通じて、「タイパ」「コスパ」が重視される時代における「生きる」ことの意味を問い直す一冊となっている。

 装丁は、『楽屋のトナくん』(講談社)など矢部の書籍を手がけ、矢部が立ち上げた一人出版社「たろう社」の初の書籍『光子ノート』も共に制作したブックデザイナー・名久井直子が担当する。

 矢部は近年、立川の絵とことばの美術館PLAY! MUSEUMで開催された「ふたり 矢部太郎展」で大規模な展示を成功させたアーティストとしても活動している。

 あわせて、11月28日から旧尾崎テオドラ邸で開催される「ぼくとお父さん展 〜 矢部太郎 と やべみつのり 〜」にて、『さんねんねたろろ』の原画が展示される予定だ。旧尾崎テオドラ邸は、古い洋館が漫画家・山下和美らによってギャラリーカフェとして生まれ変わった施設である。

■書誌情報
『にっぽんたろろばなし さんねんねたろろ』
著者:矢部太郎
価格:1430円(税込/予価)
発売日:2026年11月16日ごろ
出版社:講談社

■イベント情報
ぼくとお父さん展 〜 矢部太郎 と やべみつのり 〜
会場:旧尾崎テオドラ邸
会期:【前期】2026年11月28日(土)〜12月26日(土)/【後期】2027年1月8日(金)〜1月26日(火)
開館時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
休館日:毎週木曜日、年末年始(2026年12月27日〜2027年1月7日)
主催:テオドラハウス
※前期・後期で展示の一部を入れ替え

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