絵本「かなしきデブ猫ちゃん」シリーズ最新作 兵庫を舞台に少年とネコの出会いを描く注目作

 神戸新聞(土曜朝刊)で連載された創作童話『かなしきデブ猫ちゃん』(文・早見和真、絵・かのうかりん)の兵庫編第2シリーズ『マルの真夏のプレゼント』が4月22日に発売される。発売に先駆け神戸新聞オンラインショップでは予約販売が開始された。

 同シリーズは昨年4月~今年1月に計37回にわたって連載された作品。太った体形をからかわれ「学校に行きたくない」と涙をこぼす親友ケンタと西宮市で出会った主人公のデブ猫「マル」は、〝勇気〟のプレゼントを贈ろうと兵庫県内を奔走する。

 天空の城・竹田城(朝来市)や闘竜灘(加東市)、旧加古川図書館(加古川市)や沼島(南あわじ市)など、兵庫県内の美しい景色が優しいタッチで描かれる点にも注目。ご当地ゆかりのキャラクターたちとの出会いを通じたマルの成長が描かれる、あたたかな絵本だ。

■書籍概要
かなしきデブ猫ちゃん マルの真夏のプレゼント
著者名:文・早見和真、絵・かのうかりん
判型:A4判(80ページ)
定価:2,500円(税込み)
発売日:2024年4月22日
発行:京阪神エルマガジン社

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