背筋が冷たくなることと、胸があたたかくなることは両立するのかもしれない。9月にツイッター上で公開された漫画『コインランドリーのきみ』は、恐ろしい描写から始まるものの、次第に優しい気持ちで胸がいっぱいになる作品だ。

　コインランドリーに行った青年が洗濯物を取り出そうとすると、なかから急に人間の手が伸びてくる。思わず握手すると腕が取れてしまい、そのまま持ち帰ることに。状況が飲み込めず困惑する青年であったが、家のチャイムが鳴り、ドアを開けると、腕の持ち主と名乗る少女がそこに立っていた。少女の正体は何者なのか、青年はどうなってしまうのか――。

　作者は、漫画雑誌『ボヘミア』で連載を持つ、夜野ムクロジさん(@yoru_no_mkrz)。独特な雰囲気を持つ本作の制作秘話を聞いた。（望月悠木）

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