冷やしパスタ

　パパがイタリア人女性のために作った冷やしスパゲッティだ。現在では「冷製パスタ」が周知されているが、掲載当時は「スパゲッティを冷やして食べる」ことは一般的とは言えなかった。

　そんななかパパはタコ、ホタテ、甘海老などのシーフードをふんだんに使い、酢味噌ソースを掛けた冷やしスパゲッティを作り上げた。実際に作った人からは「美味しい」「贅沢だし、酢味噌ソースがパスタと合う」など高く評価する声が上がっている。

　現在「冷製パスタ」が日本人に愛されていることが、この料理が先進的で日本人の好み合っているという証明だろう。常識にとらわれず、パスタを冷やして食べることを思いついたパパの発想は、素晴らしいものがあった。（4巻）

ユニークな発想が人気の秘密？

　『クッキングパパ』に出てくる料理は数多いが、その多くが料理の常識を破るような、もので、これまでにない発想が反映されている。

　そんな高い独自性が、料理漫画として長期連載され、強い人気を持つ秘密なのかもしれない。