X8EE、初ワンマンで示した8人の一体感 IVVYから受け継ぐ“楽曲と魂”、8人で誓った武道館への夢

 X8EE(バイビー)が、初のワンマンライブ『X8EE 1st ONEMAN LIVE -PROLOGUE-』を10月20日に新宿ReNYで開催した。

 今年6月にメジャーデビューしたX8EEは、ビクターエンタテインメント×株式会社THL合同オーディション『PROJECT "X" AUDITION 2025』を勝ち抜いた宮川雅人、森大樹、飯田晃平、上原暖留、冨尾聖雅、肥塚立真、松原紀映と、俳優として数多くの舞台で活躍している土屋直武を加えた8人で結成されたボーイズグループ。オーディションで総合プロデューサーを務めた元IVVYのHIROTOのもと、IVVYの楽曲・魂を継承している。

X8EE、初ワンマンで見せた8人の実力と一体感

 フロアには多くのファンが集い、イエローのペンライトを手にメンバーの登場を待つ中、バックスクリーンにメンバーひとりずつにフォーカスしたオープニングムービーが流れ、歓声が上がる。赤い照明がステージを激しく照らし、鋭い音が鳴り響く中、黒のフードマントを深くかぶった土屋がステージに登場。フードを取り、もがき苦しむようなパントマイムから、マントを脱ぎ捨ててポーズを取ると、イントロが流れ始めメンバー7人がステージに合流し、初のワンマンライブがスタートした。

 1曲目は「Inferno」だ。激しいダンス、ステージを支配するようなソリッドなラップ、会場の温度を上げるボーカルと、早くも熱いステージが繰り広げられる。高い熱量をそのままに「Boom Boom Boom」へ。息の合ったコンビネーションを見せ、一糸乱れぬダンスパフォーマンスで場を圧倒した。

 「俺らの伝説始めるぞ!」とシャウトし始まった「Light on fire」(IVVY)では、重低音サウンドに合わせた重厚感のあるボーカルを駆使しながら、ひとつの生命体のような群舞でチームワークを発揮する。

土屋直武
宮川雅人

 冒頭からハードな楽曲が続く中、空気を一変させたのは「What is love」だ。松原、肥塚、森、冨尾が順に登場し、スポットライトに照らされる中、次々にソロダンスを披露。会場の空気があたたまっていく。「楽しい時間を作っていきましょう!」という声を皮切りにハンドクラップが起こり、メンバー同士で目配せや笑顔のやり取りをしたり、ファンにハートマークを贈ったりとキュートな一面を見せた。そのまま「Now we begin」へ続き、前向きなメッセージを軽やかなステップと物語性のあるコレオで魅せていく。飯田のアカペラソロで惹きつけて始まった「Alice」(IVVY)では、甘い声色を織り交ぜたり、指先にまで物語を感じさせるような繊細なダンスを見せたりと、表現力の高さを見せつけた。

森大樹
飯田晃平

 幕間には「ワンマンライブをきっかけにこれから目指したい未来は?」という質問に答えるインタビュームービーが流された。「武道館に立つ」という具体的な夢、音楽への情熱やファンへの愛と感謝を中心に、初のワンマンというスタートラインに立ったX8EEが誠実なメッセージを届けた。

 そんな熱い思いを込めて歌われたのは「Stay」だ。横一列に並び、ここまでのタフなパフォーマンスから一転、歌声だけで客席の心を掴んでいく。フェイクやハイトーンを駆使した高い歌唱力、ラップ技術といったテクニカルな部分から、メンバー一人ひとりの声の個性、ハーモニーやユニゾンの相性の良さまで、X8EEの音楽的な才能が堪能できる1曲だった。

 ステージがそのまま暗転し、バックスクリーンにはオーディションの模様が次々と映し出され、彼らがここまで歩んできた夢の道のりの一端が示されると、オーディションの課題曲でもあった「Will be us」へ。希望に満ちた未来と夢が語られる一曲に、8人も笑顔を見せながら歌い上げていった。

上原暖留
冨尾聖雅

 MCでは、8人の仲の良さやチームワークを垣間見せながら、身に着けた新衣装をお披露目し、昨年のオーディションや土屋が加入した時のやりとりなどを振り返り、和やかな空気で進んでいく。「初のワンマンライブは今日しかない、時間をかけて準備をしてきた」と語り、次のブロックへ。

 「またひとつ、魂を受け継いだ楽曲を」と紹介されたのは、初披露となる「A:live」(IVVY)だ。喜びの歓声があがる中、ビートにばっちりとはまったラップに力強いボーカル、軽やかなステップを織り交ぜたロックダンスに、ラインの揃った群舞、タオルやペンライトを振り回し盛り上がるサビと盛りだくさんの1曲で、客席の温度もますます上昇していく。

肥塚立真
松原紀映

 「HONEYXのみんな、まだまだ俺たちと遊びたいよね? 俺たちとかくれんぼしようか!」と上原がキュートな笑顔を見せると、会場中が歓声に包まれ「かくれんぼ」へ。ライブ終盤にも関わらず、まだまだタフに踊り続け、客席とのコール&レスポンス、クールなフォーメーションダンスと見どころいっぱいの1曲をエネルギッシュにパフォーマンスした。

 本編ラストを飾ったのは「R.I.O.T」。「これがラストの楽曲!」と客席を煽ると、ダンスはさらに激しさを増し、細かなステップとステージを広く使ったダンスに、客席のファンもハンズアップで応える。熱い空気が渦巻き、大きな拍手が贈られて本編は終了した。

土屋直武、宮川雅人が語った8人の絆と武道館への夢

 アンコールを求める声が響く中、告知映像が映し出された。1周年ライブ、ショーケースイベントの開催、さらに12月22日に「XRISE」、2027年1月25日に「Lovelic」と2カ月連続で新曲がビクターエンタテインメントにてデジタルリリースされると発表されると、大きな喜びの声が沸き起こった。

 アンコールの1曲目には、その新曲「XRISE」がサプライズで披露された。本ワンマンライブにてグッズ販売されているパーカーに衣装チェンジした8人が再登場すると、ペンライトの波が彼らを迎え入れる。メンバーも振り付けに携わったという細かなディテールが組み込まれたダンス、パワフルで息の合ったボーカルワーク、前向きなメッセージが込められた1曲に、客席のファンも大きな拍手を送った。

 そして、俳優業と並行して活動する土屋は、自身の欠席によって7人体制での活動が多くなることに触れ、自身の活動スタイルを理解してくれているメンバーへの気持ちを吐露。「役者として全うしながら、その先に7人が帰ってくる場所を守ってくれている。X8EEのメンバー、スタッフは家族以上に長い時間を過ごす人たち。本当にいつもありがとう。気持ちは同じ。武道館やドーム……描いた夢を8人で歩んでいきたい」と感謝の思いと、夢を共にするという決意をあらためて伝えた。

 最後にリーダーの宮川は、土屋の明かした思いを受け「10カ月走ってきて、7人だったり8人だったりしたけど、気持ちは8人と伝えてきた。それは初めて(土屋と)顔合わせをした時にナオの『これから俺たちは家族だと思ってる』という言葉に胸を打たれたから。HONEYXの皆さんと出会いながら、X8EEとしてとても濃い人生を走ってこられた。この8人で武道館という目標を必ず達成しますので、そこでここにいる皆さんと一緒に最高の景色を見たいと思っています。このメンバーをよろしくお願いします!」と一礼。ファンも大きな拍手でその思いに応えた。

 この日のラストナンバーは初披露となる新曲「Prologue」。初ワンマンという大きな一歩を踏み出した彼らの思いや未来への希望を、8人は笑顔とともに歌い上げていく。客席も一体となってペンライトを振り、会場中がひとつになってこの日のライブは幕を下ろした。

 初のワンマンとは思えないほど、ハイレベルなパフォーマンスだった。確かな実力と、グループとしての一体感、そして迸る情熱――夢への第一歩として、これ以上ないほど未来への希望と煌めきに満ちた初ワンマンライブ。これから先、彼らの情熱がどんなステージを生み出していくのか、楽しみでならない。

■セットリスト
『X8EE 1st ONEMAN LIVE -PROLOGUE-』
2026年10月20日@新宿ReNY

M01. Inferno
M02. Boom Boom Boom
M03. Light on fire
M04. What is love
M05. Now we begin
M06. Alice
M07. Stay
M08. Will be us
M09. A:live
M10. かくれんぼ
M11. R.I.O.T 

ENCORE
M12. XRISE
M13. Prologue

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