平野紫耀、まっすぐに「好き」を語る姿が心を打つ理由 Number_iに反映される無邪気な愛 成長へと突き動かす原動力
平野紫耀を見ていると、何かに夢中になることの楽しさが伝わってくる。それを強く感じられたのが、動画「『BORUTOを読む理由』平野紫耀の場合。【BORUTO10周年記念企画】」だ。
マンガ『BORUTO』(集英社)の連載10周年を記念した今回の動画で、平野は前作『NARUTO』から続く作品への愛情を語っている。木があれば彫刻刀で苦無を作り、ヨーヨーを使って螺旋丸の練習をしていたという幼少期のエピソードからは、憧れの世界を日常に投影して楽しんでいたことが伝わってきた。何かの作品に夢中になった際に、「技を使えるようになりたい」と願ったり、好きな登場人物の真似をした経験がある人なら、そんな胸の高鳴りを想像できるはず。
『NARUTO』の完結を寂しく思い、最初こそ「ナルトがちょっとでも出てくるなら」と読み始めた『BORUTO』にも、今ではすっかり惹き込まれているようだ。いちばん好きな場面を尋ねられれば「悩みすぎちゃって選べない」と漏らし、ひとつ例を挙げたあとも、ほかのおすすめを聞かれれば次々に好きなシーンの話が飛び出していく。思い入れが強いものであればあるほど、いちばんを決めるのは難しい。ついあれもこれもと話したくなる嬉しい悩みは、自分の好きなものについて他者に語るときにはつきものだ。
机に積み上げられた漫画から実際にページを探し、印象に残っているという一コマを示しながら説明する姿も印象的だった。物語の大きな筋書きを捉えるだけでなく、作品を繰り返し味わいながら、細部までしっかりと受け止めているのだろう。そのことは、作中でのキャラクターたちの成長に触れながら、「僕も成長しなきゃいけない」「ボルトたちのメンタルの強さを見習わなければいけないと思う」と語るところからも窺える。作品を楽しみながら、受け取ったものを自身の力にも変えているのだ。多くの人に憧れられる彼にも、心を奮い立たせてくれる存在がいる。そこに親しみを感じるとともに、惹かれたものに深く向き合う姿勢もまた、平野らしい魅力だと感じた。
こうした“好き”へのまっすぐさは、Number_iでの活動にも重なる。楽曲からパフォーマンスに至るまで、自分たちが面白いと感じる表現を追求する姿からは、心が動いたものを何よりも大切にし、それを人に伝えるために全力を注いでいることが感じられるからだ。好きなものを好きだと言うことは、意外と難しいものでもある。周囲の目を気にして言葉を呑み込んだり、自分の好みを控えめに伝えたりすることもあるだろう。だからこそ、ためらいなく情熱を注ぐ平野の姿は、見ていて清々しい。その素直さを受けて、自分も好きなものを大切にしたいと感じる人も少なくないはずだ。
Number_iとしてステージに立つときのかっこよさと、好きなものを無邪気に楽しむ姿。今回の動画であらためてそのギャップに触れながらも、心が向かうものへまっすぐに熱を注ぐ姿勢はどちらにも通じている。多くの人を夢中にさせる平野自身もまた、好きな作品に心を動かされているのだ。そんな好きなことに対する情熱が、平野紫耀をさらに輝かせているのかもしれない。