稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、新しい地図を広げて10年目に突入 多くの縁とともに“原点”と向き合った1年間
草彅剛×明石家さんま、香取慎吾×山本耕史……さまざまな再会の形
一方で、長く知っている相手とのあいだに“新しい関係”が生まれる、微笑ましい再会もあった。2025年10月放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で明石家さんまと共演した草彅は、オープニングで、さんまとテレビに出るときが「いちばん緊張する」と吐露。30年以上にわたって交流があり、何度も共演してきた相手であっても緊張するという草彅に、さんまがすぐさまツッコミを入れ、スタジオを笑わせた。
ところが、話が草彅の大好きなヴィンテージへと移ると、空気が一変。古いジーンズを掘り当てる“ジーンズハンター”についてさんまが知っていると分かり、草彅は驚きながら大喜び。「初めて友達になれた気がする!」と声を弾ませた。何十年と知っている人にも、まだ知らない一面がある。しかも、それを見つけたきっかけが、草彅が長年夢中になってきた古着だったというのがまた良い。
香取には、長年の親交が、新たな表現へとつながる機会があった。1月に放送された『ふたりフェス~香取慎吾×山本耕史』(NHK BS)では、大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)以来の友人である山本耕史と、ふたりだけのライブとトークに挑戦。20年以上の付き合いがあっても、まだ一緒にやったことのないことがある。気心の知れた相手だからこそ挑めることもあれば、よく知っているつもりだった相手から新鮮な刺激を受けることもある。“再会”という言葉は、ともすれば過去を振り返る響きを持つが、ふたりのステージはむしろその先へ進んでいくためのものだった。
連続ドラマW『虚ろな十字架』(WOWOW)では、映画『ジュブナイル』以来26年ぶりに鈴木杏と共演した。当時は子どもだった鈴木が、今回は元妻を演じる。「杏ちゃんが奥さんで本当によかった」と話した香取は、昔の思い出と、時を経て知る相手の変化が今回の役にもつながったと振り返った。さらに8月には、翌年1月公開の映画『高校生家族』での井ノ原快彦との共演も発表された。長い付き合いがありながら、映画で本格的に芝居を交わすのはほぼ初めて。井ノ原は出演を「運命的な出会い」と受け止め、向き合ってみて香取の芝居の温かさにあらためて感動したという。ほかにも、そんな“運命”と呼びたくなる再会が、彼らが番組やイベントに出演する先々で生まれていった。
新しい地図を広げた先の新たな青春
そして、香取自身の“原点”に触れる機会もあった。6月4日、香取は映画『Michael/マイケル』のジャパンプレミアでレッドカーペットに登場。少年時代にマイケル・ジャクソンのライブを観て、自分もあのように輝きたいと思ったことを語り、映画を通して再びマイケルに会えた喜びを伝えた。同月13日には、ジャネット・ジャクソンのKアリーナ横浜公演でオープニングアクトを務めたことでも私たちの胸を震わせた。
SMAPとして初めて東京ドームに立ったとき、ステージに手をついて「やっとここまで来たよ」と語りかけた香取。そして、グループ活動を終えるときには「一回ステージ下ります、マイケル」とつぶやいてステージを去った。憧れの人が見てくれているはず――。そう思えることが香取の精力的な活動を支えているのだろう。
また東京ドームに立つ、その光景を彼らは諦めたわけではない。「3人で東京ドームに立ちたい」とは草彅が何度も口にしている言葉だ。そして、香取もまた「『そういうこと言うなって』と言いながらも、僕のなかで『ああ、いつかやるんだろうな。彼が言うなら』っていう気持ちもあります」(※5)とインタビューで答えていた。稲垣は9月19日放送のラジオ『編集長 稲垣吾郎』(文化放送)で、各地を巡った今年の夏のファンミーティングを振り返り、「子どもの頃やってたライブみたいだよね」と3人で笑い合ったと明かしている。
新しいことに挑戦し、懐かしい人と再会し、その縁がまた別の景色へとつながっていく。経験を重ねるほどに自由になり、また少年のころのように「次は何をしよう」と笑い合える。そんな時間を、今の3人は過ごしているのかもしれない。
9年前にはまっさらだったその地図にも、振り返ればたくさんの忘れられない景色が描き込まれている。それでも、まだ余白はたっぷりと残っている。その“新しい地図”がこれからどこまで広がっていくのか。10年目も同じ景色に胸を躍らせながら、その続きを楽しみにしていたい。
※1:https://www.jprime.jp/articles/print/41502
※2:https://x.com/ktrsngofficial/status/2075167950584315976
※3:https://realsound.jp/2026/09/post-2510046.html
※4:https://www.youtube.com/watch?v=f9Qw6HUDZSI
※5:https://realsound.jp/2026/01/post-2265441_2.html