さらに会見中、トレーラー映像を観て思わず涙ぐむマーチ。その姿を見た向井が、ティッシュを差し出すという場面も。言葉や文化の違いを超え、2人の間には信頼関係が築かれているのだろう。その関係性は、ドラマにも活かされているのではないだろうか。

　持ち前の明るさとコミュニケーション能力で、キャストやスタッフとこうして絆を築いてきた向井。今作は向井にとって俳優としての成長だけでなく、“日タイの架け橋”としての存在を印象づける機会にもなるはずだ。さらに、10月31日には向井と森崎ウィンがW主演を務める日タイ共同制作映画『(LOVE SONG)』の公開も控えており、向井のタイでの活動はますます拡大していくだろう。

　国境を超えて作品を作り上げることは、想像以上に難しいはず。だが、『Dating Game』で経験を経て、向井は俳優として確実にステップアップしたと言えるのではないだろうか。『Dating Game』ではどんな演技を見せてくれるのか、そして、次はどんな表情を見せてくれるのだろうか。俳優・向井康二の今後に期待が募る。

※1、2：https://www.thefirsttimes.jp/report/0000637760/