12月30日に放送される『輝く！日本レコード大賞』（TBS系）にK-POPアーティストからはNewJeans、ENHYPENが出演。31日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』（NHK総合）には、TWICEのMISAMO、LE SSERAFIM、SEVENTEEN、Stray Kidsなどが出演予定で、今年は例年より多くのK-POPグループを日本の年末歌番組で見ることができそうだ。

　それだけ多くのK-POPグループが日本でも人気を得ているといえるが、中でもMISAMO、LE SSERAFIM、NewJeansといったガールズグループの活躍が今年は特に目覚ましい印象だ。

　そこで今回は、『紅白』や『レコード大賞』などの放送に向けて、出演する上記3組のガールズグループの2023年の活躍を振り返っていきたい。

待望のユニットデビュー果たしたMISAMO

　TWICEの日本人メンバーであるMINA（ミナ）、SANA（サナ）、MOMO（モモ）の3人によって結成されたMISAMO。2015年にTWICEとしてデビューして以来、多くのファンから長い間ユニット結成を望まれてきた3人が、今年ついにMISAMOとして本格的に活動をスタートさせた。

　今年1月には楽曲「Bouquet」をリリース。2月には「MISAMO Opening Trailer」と題された動画を公開し、多くの注目が集まった。そして、5カ月の時を経て7月26日に待望の日本1stミニアルバム『Masterpiece』をリリース。同月には、初のショーケースイベント『MISAMO JAPAN SHOWCASE 2023』も開催し、MISAMOとして数々の日本の音楽番組にも出演した。

　元々TWICEのメンバーとして人気を集めていた彼女たちだが、今年はその枠を飛び越え、ユニットとしての人気も確立してきている印象だ。

　彼女たちがTWICEとしてデビューした2015年は、日本人メンバーが韓国の芸能界で活躍することは今ほど多くなかった。そこから、全世界を席巻するほどの人気を築き、ユニットとしてのデビューやショーケース開催まで昇りつめたのには相当たるものを感じる。

　今となっては、K-POPアイドルとして活躍する日本人メンバーも多いが、そんな基盤を築いたのは間違いなくMISAMOの3人と言えるだろう。

グループ初のワールドツアーを開催したLE SSERAFIM

　MISAMOの他に、『紅白』に出演するK-POPガールズグループといえばLE SSERAFIM。彼女たちも、デビュー2年目にもかかわらず今年は大きな活躍を見せてくれた。

　8月からグループ初となるワールドツアー『2023 LE SSERAFIM TOUR 'FLAME RISES'』を開催し、韓国、日本、香港、インドネシア、タイ5カ国で公演を行なった。日本単独公演には6万人もの観客を動員。チケットの応募倍率も相当な高さだった。

　また、5月にリリースされた1stフルアルバム『UNFORGIVEN』では、表題曲でアメリカのミュージシャンであるナイル・ロジャースとのコラボを果たしたことも話題を呼んだ。そして、メンバーのHUH YUNJIN（ユンジン）がソロ曲をリリース、SAKURA（サクラ）はバラエティでも活躍、HONG EUNCHAE（ウンチェ）は音楽番組の司会をつとめるなど、個々の活躍も目覚ましい印象だ。

　そんな今ノリに乗っている彼女たちが、去年とは違う魅力を『紅白』で見せててくれることに期待したい。