chilldspotの新曲「ひるねの国」のMVが公開された。

　本楽曲は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて掲載されていた、鳥飼茜の漫画『サターンリターン』とのコラボ楽曲。漫画の完結を記念してコラボプロジェクトが発足され、楽曲と共にMMV（漫画ミュージックビデオ）の制作に至った。

　MMVでは、漫画『サターンリターン』のコマをベースに、鳥飼茜が新規で描き下ろしたイラストも使用され、漫画の世界観を忠実に再現した狂気的かつエッジの効いたchilldspotのサウンドと重なり、互いの作品を深め合う構成となっている。

　特にサビではメロディアスでありながらも畳み掛けるリズミカルな言葉が心地良く、漫画を深く読み込んで綴られた比喩根（Vo/Gt）の歌詞は彼女らしくウィットに富みながら、原作を読んだファンも楽しめる言葉選びとなっている。

　また、漫画の主人公である加治理津子が踊るシーンは鳥飼茜自らがダンスを創作し、約400枚の描き下ろしから成るユニークな映像に仕上がっている。

比喩根（Vo/Gt） コメント

こんな壮大な漫画を曲にできるのだろうか、と思うほど人間の神秘さも醜さも詰まった素晴らしい作品でした。この作品の魅力は澱みの中に突如現れる狂うような爽快感だと感じました。その病みつきになる感覚を曲に落とし込みつつ、自分達の魅力もどう混ぜていくかを探って挑戦し続けた一曲でした。
サターンリターンをつたって絵が言葉が心に響き、それが音楽に変わって人に伝染していく。そしてまた作品に還元される。
そんな素敵な輪の繋がりに携われた事本当に感謝しています！
この作品が曲が沢山の人に愛されて伝わりますように。

鳥飼茜 コメント

サターンリターンに曲がついたら素敵だろうな、と想像した所から今回chilldspotの素晴らしい書き下ろし曲「ひるねの国」の中で自分の漫画が作り出した加治理津子という異質なキャラクターがあちこち跳ね回る動画を世に出せることになるまでの全ての経緯が奇跡的としか言いようがありません。すべて想像したものの上をいく出来上がりです。心から、音楽を作る人、映像を作る人、絵を動かす人、それらをまとめる人、皆さんに敬意を表し感謝いたします！

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