12月28日より、12月31日放送の『第73回NHK紅白歌合戦』（NHK総合）リハーサルが行われている。出場アーティストたちの会見とリハーサルの模様をお伝えする。

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milet

　3年連続の出場となるmiletは、昨年に続きNHKウィンタースポーツテーマソング「Fly High」を歌唱する。

　「Fly High」は、2018年に開催された『平昌オリンピック』での羽生結弦の演技にインスピレーションを受けて作った楽曲。今年ゲスト審査員に羽生が出演することについてmiletは、「聞いた時に心臓の高鳴り方が早くなりまして。羽生選手の演技のジャンプに音をはめるように、この曲で少しでも高く飛べますようにとエールを込めて作りました。ご本人の前で、いままでにない気持ちでこの曲を歌うことになるのかなと思っています」とコメント。さらに「羽生選手とお話できるとしたら」と質問されると、「映像で演技やインタビューを拝見し、その姿とたくさんの言葉に勇気づけられて、励まされてきました。会話なんていいので、ただただ感謝を伝えられたら、私はそれで十分です……」と謙遜した様子だった。

　リハーサルの様子はマスコミには非公開となったが、ステージ内容については「より神聖な感じになった気がします。去年の『Fly High』よりも飛行距離が伸び、飛行角度が高くなった」と明かす。また、milet×Aimer×幾田りら×Vaundyとしての「おもかげ」もパフォーマンス予定。Vaundyがプロデュースした同曲はテレビ初披露となる。歌詞にある〈見えない愛で満たしてる〉が、今年の『紅白』のテーマ「LOVE&PEACE」にリンクしていることに触れながら、「私たち4人の楽しい姿を通して、ハッピー、ピース、ラブをみなさんに届けられたら」と意気込みを見せた。 

郷ひろみ

　白組では最多35回目の出場となる郷ひろみは、デビュー50周年の2022年を『紅白』のステージで締めくくる。披露するのは「GO!GO!50周年!!SPメドレー」。「昭和、平成、令和と駆け抜けてきて、その時代を象徴するような歌をお送りします」と4曲の楽曲披露になることを郷は明かした。

　また「メドレーといえ、1曲1曲が印象的な楽曲なんです。テレビをご覧になっていただいているみなさんには、それを存分に感じてほしいなと思います」とステージにかける思いを述べた。

　パフォーマンスには司会者の面々が歌やダンスでコラボレーションするほか、3時のヒロインをはじめ、お笑い芸人・ものまね芸人が盛り上げる予定だ。CMで共演している3時のヒロインが参加することについては、「僕も負けないくらいの存在感で臨まないと」と話していた。また、テレビのリモコンからデータ放送で視聴者が「ジャンケン」で参加できる企画も行われる。今年は8カ月間にわたる60公演以上におよぶツアー、さらに先日は日本武道館で50曲を披露するライブを終えたばかりの郷。「新たな気持ちで、このステージで1年を締めくくれるように歌いたいと思います」とデビュー50周年を締めくくる『紅白』に意気込んだ。