ライブやフェスに参加することを「参戦」と呼ぶようになったのはいつからだろうか。アイドルにせよロックバンドにせよ、ライブ中の「ノリ」を重要視する現在の音楽シーンに対して背を向けるようなスタンスも興味深い。

　かといって観客を無視した自己満足かというと勿論そうではなく、美麗な照明や演出、様々な楽器を駆使する楽器隊、DIR EN GREYでも存分に発揮されている京の表情豊かな歌声によって、１時間半の公演がそれよりもずっと長く、濃密な時間に感じられた。

　ラストの「おやすみ」とひとことだけつぶやき、マイクを置いた京。その言葉の真意は不明だが、不思議な余韻に包まれる公演だった。

　そしてsukekiyoは追加公演として「sukekiyo 二〇一四年公演「別れを惜しむフリは貴方の為」 -漆黒の儀-」を5月20日（火）東京・下北沢GARDENにて開催することを発表。こちらも喪服着用の公演となる。

　今後も予想のつかない展開をみせていくれるのだろうか。今から楽しみだ。

■藤谷千明
ライター。ブロガーあがりのバンギャル崩れ。執筆媒体は「ウレぴあ総研」「サイゾー」「SPA!」など。Twitter

■イベント情報
『sukekiyo 二〇一四年公演 「別れを惜しむフリは貴方の為」 -漆黒の儀-』
５月20日（火）東京都・下北沢GARDEN
開場/開演 20:30/21:00

◆入場料
スタンディング 5,400円(税込)

◆チケット情報
＜京公式通販限定アルバム購入者対象受付＞
[受付開始日] 5月3日(土・祝) 12:00〜　※イープラス・先着順
※5/2(金)正午に4/30(水)までに京公式通販限定盤をご購入(ご入金)された方を対象にメール配信を行いました。

＜京公式携帯サイト「京 online」会員対象受付＞
[受付開始日] 5月9日(金) 12:00〜　※イープラス・先着順
「京 online」

＜sukekiyo公式サイト受付＞
[受付開始日] 5月10日(土) 12:00〜　※イープラス・先着順
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