ついに開幕「おじリーグ VS ストリーマー軍」 格ゲーファンが“正座でヤジを飛ばす”べき一大イベントの意義

ついに開幕「おじリーグVSストリーマー軍」

 本日10月24日の15時より、人気格闘ゲーム『ストリートファイター6』のチーム対抗戦「おじリーグ vs ストリーマー軍」が開催される。

【PV】おじリーグvsストリーマー軍 Supported by Yogibo | NURO

 「ストリーマー軍」にはSHAKA、たいじ、しんじさん、よしなま、ドンピシャという人気者が揃うが、相手は言ってしまえば“格ゲーおじさん”であり、CRカップやLEGENDUS/師弟杯のような華やかさはない。しかし、格ゲー好きなら絶対に見逃してはいけない一戦だ。長く格闘ゲームシーンを追いかけてきたファンなら、“正座して思い切りヤジを飛ばす”のが作法といえるだろう。

 「おじリーグ」は、格ゲー系ストリーマーの草分けで、プロeスポーツチーム「REJECT」で格闘ゲーム部門プロデューサーを務めるこく兄/こくじん主催のもと、レジェンドプレイヤー&裏方のベテラン勢=「おじ」を集めて争われる人気イベントだ。煽り合いは苛烈そのもので、戦いの末に与えられるのは勝者の栄誉ではなく、敗者の耐えがたい屈辱ーー「プロゲーマーになる」「ストリーマーになる」という出口もなく、ただ「好きだ」という一点だけで、ゲーセンに膨大な時間とお金を費やしてきた彼らは、いつだってそうしてきた。

 そんな魔境から今回の「vs ストリーマー軍」に参戦するのは、こく兄、オオヌキ、総師範KSK、ハンサム折笠、大須晶の5名。特にオオヌキと大須晶は本物のレジェンドで、時代が違えばカリスマ的なプロゲーマーになっていたかもしれない。ざっくり言ってしまえば、オオヌキはさまざまタイトルで、おそらくあの梅原大吾以上に多くのプレイヤーの心を折ってきた天才であり、大須晶は「バーチャファイター」シリーズで見るものを否応なく魅了する神のようなプレイヤーだった。

 昔話と煽り合いが大好きで、厄介なところもあるが抜群に面白い“格ゲーおじ”たち。その魅力は近年の配信シーンでそれなりに広く知られるようになったが、多くの人は彼らが本当に輝いていた時代を知らない。またある面では長く続いた“格ゲー冬の時代”に火を灯し続けた功労者だということも忘れられがちだ。

 一方で格ゲーファンが同様に感謝すべきなのが、まさに「ストリーマー軍」の面々だ。独特の操作性や必要とされる練習量など、「新規プレイヤーが増えにくい」という構造上の問題を抱えてきた格闘ゲームにとって、その入り口となる「人気配信者/ゲーム実況者」の存在はこの上なく貴重なもの。「スト4」シリーズで格ゲー人気が復活の兆しを見せたことには、ニコニコ動画で熱心にプレイ動画をアップし続けたゲーム実況者「せんとす」の影響がなかったとは言えないだろう。

 もちろん現在の『スト6』ブームの背景には、本作から導入され、新規参入のハードルを大きく下げた「モダン操作」(※複雑なコマンド入力を必要とせず、コンボや必殺技が出せる操作システム)という革新があったが、人気ストリーマーたちがこぞってプレイし続けていることの影響が極めて大きいはずだ。毎日のように何時間も、数百、数千、あるいは万単位の視聴者を集めてプレイしている人気ストリーマーたちがどれほどの宣伝効果をもたらしてきたか、想像もつかない。特に今回「ストリーマー軍」を率いるSHAKAは、トップストリーマーとしての影響力を惜しみなく使い、イベントを主催するなど今般のブームに大きく貢献してきた。

 そう考えると、「おじリーグ VS ストリーマー軍」は、いわば格ゲーの“守護者”と“救世主”の戦いだ。お互いに感謝とリスペクトがあるのは間違いないが、格ゲー文化とともにあったゲームセンターの流儀に則り、彼らはバチバチに煽り合う。プレイヤーであれ、“ベガ立ち勢”や“動画勢”であれ、格ゲーが好きな私たちは、やはり正座して思い切りヤジを飛ばしながら、この一大イベントを見守るのが正しいだろう。

背負うもの、賭けるもの|おじリーグvsストリーマー軍 特別インタビュー

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