多様化する“ポイ活”アプリの最新事情 歩くだけでポイント、レシート買取に“おぢさん”育成も
物価高も追い風となり、専用のアプリやサイトを使ってポイントを貯める“ポイ活”に大きな関心が集まっている。とはいえ、「なぜ無料でポイントがもらえるの?」「大したメリットがないんじゃないの?」といった疑問を抱いている人も多いのではないだろうか。
そこで本稿では、ポイ活の仕組みについてイチから紹介。最近のアプリ事情、始める際の注意点まで、初心者向けの情報をざっくり整理していきたい。
なぜ無料でポイントがもらえる? 「ポイ活」を支える仕組み
そもそもポイ活とは何か。一言でいえば、専用のポイントサイトやアプリを通じて、日々の行動をポイントに変えていく活動を指す。利用するサービスによって仕組みは異なるが、獲得したポイントは電子マネーやギフト券などと交換できるようになっている。
しかもポイントを貯めるために必要なのは、買い物や移動、アンケートへの回答など、日常生活の延長線上にある行動ばかり。普段の行動ルーティーンを変えるだけで、ちょっとお得に買い物ができるという点が、ポイ活の大きな魅力と言えるだろう。
では、なぜユーザーはここまで簡単にポイントを得ることができるのか。一体誰が、何のためにお金を出しているのか……。一見不思議なシステムに見えるかもしれないが、実際のところは意外と単純だ。
消費者庁が2021年3月に公表した資料「ポイントサイトの動向整理」を参考にすると、このサービスを支えているのは広告を出稿している広告主。ユーザーが特定のアクションを起こすことで、広告主からポイントサイトへと広告料が支払われる。そしてこの広告料の一部が原資となり、ユーザーにポイントが付与される……という流れだ。
ユーザーのアクションには、商品の購入の広告のクリックだけでなく、クレジットカードの発行や証券口座の開設といったものまで含まれる。さらにアプリでお馴染みの「見るだけでポイントがもらえる動画」なども、広告の一種。通常は受動的にしか広告に触れない消費者に、能動的にアクションを起こさせる仕組みというわけだ。