OpenAI異例の“連続アプデ”初日は処理速度の高速化 Google最新画像生成AI、TikTok新機能も発表【AIニュース3選】
国内外で新サービスの発表やアップデート情報などが絶えない昨今のAI業界。 1日の間にこれまでの常識が変わるようなリリースがあったりと、AI関連のトピックは目まぐるしい速度で更新されている。
10月6日は、OpenAIがGPT-6の処理速度を向上させるアップデートが公開されたほか、Googleからは上位モデルを上回る性能の画像生成・編集AIモデル「Nano Banana 2.1」が発表された。また、TikTokでAIが商品発見から購入手続きまでを対話形式で行ってくれる新たなコマース機能が登場するといったニュースも届いた。
◾️OpenAIのGPT-6、デフォルト速度が約50%高速化
OpenAIは10月5日に、「今後28日間は毎日サービスを改善する」という旨の発表をしており、その1回目としてモデルの高速化が発表された。ChatGPTとCodexで利用できるGPT-6 AstraおよびGPT-6.1 Solにおいてデフォルト時の処理速度が約50%向上し、Codexを使う開発者は、設定を変えることなく応答が表示されるまでの待ち時間の短縮を実感できるという。
Day 1/
We have optimized the default speed to be ~50% faster across GPT-6 Astra and GPT-6.1 Sol through the subscription across all our products and partners using Sign in With ChatGPT (including OpenCode, Pi, Amp, Devin, ...).
No changes needed on your end and this should be… https://t.co/unO0MT5s3G
— Tibo (@thsottiaux) October 5, 2026
ChatGPTやCodexの開発に携わるTibo氏の投稿によれば、TPS(1秒あたりのトークン数)は30TPSから50TPSに上昇。あわせてTibo氏は、両モデルは処理に必要なトークン数が少なく、トークン効率が高いとしている。
この改善はユーザー側の設定変更は不要で、サブスクリプション経由で利用するすべての製品およびSign in With ChatGPTを使うパートナー製品に順次適用される。
◾️Google、画像生成AIモデル「Nano Banana 2.1」を公開
Googleは画像生成・編集AIモデルの最新版「Nano Banana 2.1」を発表し、「Gemini」アプリやGoogle検索の「AIモード」などで順次提供を開始した。(※1)
Meet Nano Banana 2.1, our latest image generation and editing model 🍌
This upgraded version outperforms our previous models across the board, with notable leaps in visual design, mask-based editing, and subject consistency to help you create more natural-looking images. pic.twitter.com/d858DrzrF3
— Google (@Google) October 6, 2026
「Gemini 3.6 Flash」をベースにした新モデルは、ビジュアルデザインや被写体の一貫性、マスク編集の精度が大幅に向上。生成した人物や商品の画像のまま別の背景や異なる画角にすることに優れ、マスク編集で部分的な編集も可能となった。(※2)
introducing @NanoBanana 2.1 🍌
our latest image generation model outperforms our previous models across the board:
- better visual design
- mask-based editing
- subject consistency
- more natural-looking imagestry it out today in https://t.co/shgEhF592p pic.twitter.com/PLYopy1kQ4
— Google AI Studio (@GoogleAIStudio) October 6, 2026
評価スコア(Elo)では、従来の「Nano Banana 2」だけでなく上位モデル「Nano Banana Pro」をも上回るパフォーマンスを記録。一方で、小文字の描画ボケや空間位置の認識ミスなど一部に課題を残している。
開発者向けのGemini APIでは、画像出力料金が従来モデルのほぼ半額(1K画像1枚当たり0.0336ドル)に引き下げられた。なお、10月29日には旧モデルが提供終了となる。
◾️TikTok、AIショッピングアシスタントとワンクリック決済を発表
TikTokは、AIを活用した新たなコマース機能「Shopping Assistant」と「Buy Direct」を発表した。日本での導入は2027年頃を予定している。
対話型AIエージェントとして機能する「Shopping Assistant」は、ユーザーとの会話文脈や要望をAIが正確に汲み取り、最適な商品を提案してくれる。それだけではなく、サイズや在庫、配送に関する質問にも即座に応答し、商品発見から購入手続きまでの一連の流れを対話形式でシームレスにサポートするとのこと。また、「Buy Direct」機能によって、動画から外部サイトへ遷移せずにワンクリック決済できるようになった。
同社は「AI、オートメーション、クリエイティビティを結び付けることで、広告主が少ない手間で成果を改善できるようにする」と説明している。(※3)
従来は出会えなかった商品との出会いが生まれ、それがアプリ内ですぐに購入できるようになるなど、AIによってeコマースの常識もアップデートされつつある。
参照
※1 https://x.com/thsottiaux/status/2107158998495748264?s=20
※2 https://x.com/GoogleAIStudio/status/2107501303890915550?s=20
※3 https://newsroom.tiktok.com/tiktok-unveils-ai-powered-updates-for-advertisers-driving-discovery-action-and-measurable-business-outcomes?lang=en