にじさんじ・榊ネスは「好きなことで、生きていく」を体現する 多面的な活動に見る魅力と期待
野球にサッカー、スポーツ観戦にも熱心な榊ネス
そんな榊ネス。パチンコはもちろん趣味の一つにあげているのだが、他にもスポーツ観戦が好きだという。特に野球とサッカーは常に追っていると話し、日本のプロ野球はセ・パどちらも、それだけでなく甲子園もチェックしていると話している。
好きな球団として横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズをあげており、1チームのみをしっかりと追いかけるサポーターというより、好きなチームの偏りはありつつも、まんべんなく野球情報を追いかけて楽しむタイプだといえよう。
また「この選手は化けるんじゃないか?」と感じた選手に注目することも多く、こちらに関しては球団関係なくその活躍を見守っていることが多いという。こうしたエピソード、会話の節々からも、熱心な野球ファンであることが伝わってくる。
2024年の日本シリーズに横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークスの2チームが進出した際には、開幕にあわせて両チームの戦力を事前解説するという配信を敢行。2025年シーズンの振り返りにはじまり、日本シリーズ前に行われるクライマックスシリーズの分析、そこからゲーム『実況パワフルプロ野球』をつかって両チームの紹介とキーマンについて紹介、最後に優勝予想まで行なっていた。
福岡ソフトバンクホークスが優勝する際には4勝1敗、横浜DeNAベイスターズが優勝する際には4勝2敗と予想したが、実際には横浜DeNAベイスターズが4勝2敗で26年ぶり3度目の日本一を飾り、みごと予想を当てている。
ちなみに、ゲーム『実況パワフルプロ野球』は以前からプレイしていたようで、デビューしてすぐとなる2024年3月21日には同期である3SKMのメンバーを中心選手にして「栄冠ナイン」モードを3年縛りでプレイしていた。
その後もゲームアップデートや新作が出るたびに、折を見て配信で『実況パワフルプロ野球』をプレイしてきた榊ネスに、待望の機会が巡ってくる。にじさんじのなかでも超大型企画として知られる『にじさんじ甲子園2026』に、チーム「新台附属フリーズ高校」を率いる監督として初出場したのだった。
チーム育成から対戦までこだわり抜いてプレイするとともに、パチンコやギャンブルに寄せた言動でさまざまな見どころシーンを生み出していった。初めて同大会に出場するメンバーも多く、七瀬すず菜に次ぐ後輩として出場し、大いに大会を盛り上げたのだった。
魅力的なハイトーンボイスでファンを虜にする ソロ楽曲にも期待が集まる
榊ネスのもう一つの顔といえば、その高い声色を活かして高音域を行き来するボーカリストとしての姿、歌活動にある。
デビュー初期に公開した「名前のない怪物」はいまや再生数が1,000万を超え、「フィクサー」は900万回近くも再生されており、2026年9月現在までに計10曲が公開されている歌ってみた楽曲は、アップテンポでハードなロックから、90年代を代表するバラッドまで幅広いラインナップが揃っている。
歌枠配信では、男臭さをあまり感じさせない高い声色を活かし、高音域をファルセット/表声どちらでも捉える正確なピッチコントロールをみせてくれる。「この曲、歌うにはさすがに高いな」と思えるメロディを難なく歌いこなし、くわえてメロディをなぞるだけ/届かせるのが精一杯ということもなく、心地よく響かせてくれるのだからたまらない。
榊本人は、ボカロ楽曲や日本のロックバンドが好きだと話しており、そちらにフォーカスした歌配信も行っている。鋭さや切れ味を感じさせるボーカルは、とてもロック向きな声だと感じられる。
榊ネスがメンバーとして活動する3SKMでは、「DIGGY DIGGY」「Naked」「Magic」「Awakening」などすでに11曲ものオリジナル楽曲をリリース。オリジナルアルバムもすでに発表されている。メインのボーカルを務めるメンバーは曲によって異なっているが、榊ネスがメインとなって歌うパートではパッと空間が華やいだように歌声が響く。現状、歌を歌う場面・配信は限られているが、その実力や歌声には十二分なパワーがある。
3SKMからは先んじて北見がソロ曲をリリースしているが、今後もしも榊ネスがソロ楽曲をリリースするとしたら、どんな楽曲・サウンドになるのか。今からファンも期待しているところだろう。
クールな執事姿で目を引きつつ、明るい性格でニカッとした笑顔をみせ、澄んだ高音を活かしたハイトーンなボーカルを操るパチンコ好き。そんな多面性からは、「好きなことで生きていく」という現代ネットカルチャーの一面が見え隠れする。不思議な魅力を放ちながら活躍を続ける榊ネスの動きは、これからもファンの注目を集めることだろう。