MetaのAIエージェント『Muse』が中小企業向けに拡張 InstagramやShopifyと連携
Metaは、AIエージェント『Muse』を中小企業向けに拡張した『Muse for Small Business』を発表した。
『Muse』は9月に米国・カナダで導入されたパーソナルAIエージェントで、ユーザーに代わってタスクを完了させるサービスである。今回の拡張では、「事業運営」や「新規顧客の開拓」といった目標を与えると、それに沿って作業を進める中小企業向けの新スキルとコネクタが追加された。Metaによれば、中小企業は同社のアプリ上で20年近く成長を続けてきたといい、既存のツールと組み合わせて業務を進められるよう設計されている。
連携先としては、Instagramのプロフェッショナルアカウントの分析情報、Facebookページ、Meta広告アカウントとの接続が数クリックで可能となり、取扱商品やブランドの語り口、顧客からの問い合わせ内容などを『Muse』が把握したうえで動作する。加えて、Canva、Shopify、Slack、Stripeをはじめとする複数の外部ツールとの接続にも対応する。
活用例としては、返信が必要なメールを事前に検知して下書きを作成する、広告やコンテンツのパフォーマンスを分析してキャンペーン案を提示する、月次の財務状況を確認して不自然な支出を洗い出す、といったユースケースが想定されている。一方で、ユーザーの承認なしに投稿の公開、送信、支出が行われることはなく、最終的な判断は利用者側に委ねられる仕組みとなっている。
『Muse』は多くの用途で無料で利用可能で、より高度な機能を求めるユーザー向けには有料のサブスクリプションプランも用意される。提供地域は米国・カナダで、日本での提供時期については今回のアナウンスでは明らかにされていない。