生成AI画像の真贋を技術で判定 日本テレビらの共同プロジェクトが特許出願へ
株式会社ロジック・アンド・デザインは9月25日、日本テレビ放送網株式会社と共同で進めている「真贋(しんがん)判定技術」開発プロジェクトの中核となる技術について、特許出願を完了したと発表した。
両社は2026年7月9日、報道現場で扱う画像・映像素材の真正性を確認するための技術開発を目的に、共同プロジェクトを発足させた。日本テレビが持つ報道・メディアにおけるファクトチェックの知見と、ロジック・アンド・デザインが保有する特許技術を融合させる狙いがある。
背景には、事件・事故や災害時にSNSへ投稿された動画や画像をニュース素材として活用する際、生成AIによって作られたフェイク動画・画像の混入による誤報リスクが高まっている現状がある。放送・配信の可否を迅速かつ的確に判断するため、素材の真正性を担保する仕組みが求められている。
今回出願された技術は、特定の生成AI技術の進化に左右されにくい本質的な判定アプローチを目指すものだという。プロジェクトでは、人間の目では識別が困難とされる高度なAI生成コンテンツを識別できるシステムの開発を目標に掲げている。
ロジック・アンド・デザインは2027年内の技術確立・実用化を目指すとしているが、現在は両社で本技術の実装に向けた技術調査を進めている段階であり、実装の可否や実用化の具体的な形は現時点で確定していないとしている。