無職家なし彼氏が見せた“温かさ”は彼女に伝わるのか？『ウェディングウォーズ』7話

親と仲良くしてほしいのに……みずほの葛藤

　現在、みずほの実家に居候中のひろむ。その暮らしに密着したVTRを見るかぎり、ひろむとみずほの母はかなり馬が合わない様子。みずほとひろむが喧嘩をするたびに、「みぃちゃんを泣かせてさぁ」とみずほの肩を持ち、「愛するっていうのは、見ること。見て理解することなんだよね。それができないなら、一緒にいないでほしい。もう出て行ってほしい」とひろむを叱り飛ばす。しかし、能天気なひろむは、「上から目線で言われるのが嫌なんだよな〜」と飄々としている。その態度が、余計に怒りを煽るのだろう。

　この問題、みずほの気持ちも、ひろむの気持ちも分かる。まず、みずほは、親の悪口を言われるのが、すごく嫌らしい。だから、「わたしも親にいろいろ思うことはあるけど、それをパートナーに言われるのは嫌」と伝えたのだろう。また、みずほは、母親に「ひろむはやめておきなよ」と否定をされるたびに、ひろむのことをフォローしてきたらしい。そんなことも知らずに、自由奔放に生きているひろむに、嫌気がさしてくるのは仕方がない。

　ただ、ひろむにも言い分がある。彼にとって、みずほの母親は“義母”みたいなものなので、なかなか反発しづらい。だからこそ、ひろむは「みずほから伝えてほしい」と思っている。しかし、みずほはひろむに対して鬱憤が溜まっているため、「日々、理不尽なことを言われる」と相談されても、「素直に話を聞いたらいいんじゃない？」「理不尽なことを言ってしまう気持ちを作らせる方が悪い」と突っぱねてしまう。

　この2人の溝は、なかなか埋まらないのでは……？　と思ったが、みずほが「家のことを全部やってくれて、みずほを産んでくれたお母さんに、優しい気持ちできてほしい。みずほを産んでくれた人だから。それくらい偉大な人だから」と言った瞬間に、ひろむが「それは大事な視点だと思う」と言い出した。

　正直、野生児のひろむには、何を言っても通じないと思っていたが、回を重ねるごとに、彼がどれだけ温かい人間なのかを思い知らされた。最初は、すべてをみずほが合わせているのかと思ったが、ひろむもちゃんと譲歩してあげている。今回も、「（同居する前は）みずほを産んでくれてありがとうって言ってたのに、最近は腫れ物を触るようになってたよね」と共感の姿勢を見せたあと、「（みずほの母と）仲良くしたい」「みずほを喜ばせ続けたら信用してくれるかな？」と言い出した。そして、「すぐに書かないと忘れちゃうから」と反省点をメモに記していたところも、ひろむらしくてジーンとくる。

　しかし、第5回脱落デスマッチで、みずほ×ひろむは脱落してしまった。「寂しい。最後まで楽しみたかった」と仲間たちとハグをしたあと、「こんなに楽しい機会を作ってくれたスタッフのみんなに感謝をしています」と頭を下げていたひろむ。これまで、みずほがひろむに泣かされる姿を何度も見てきたが、それでも別れなかった理由は、こういうところにあるんだろうな……と思った。ひろむは欠けている部分よりも、プラスの部分が遥かに多い。

　これまで、ずっと1位を取り続けてきた2人がここで脱落してしまうのは惜しい気もするが、さらに幸せな生活を送れるようになることを祈っている。

　ちなみに、現在のランキングは、さやか×ハトミ（35コイン）、かおこ×大野くん（34コイン）、サユリ×セバス（33コイン）の順番になっている。いよいよ、次週は最終回。校舎での婚前合宿を終え、最終バトルの模様が描かれるようだ。結婚資金1000万円を手にするのは、どのカップルなのか。配信が待ちきれない！

『ウェディングウォーズ』

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