幼児向けの会話型AI「AIしまじろう」をベネッセが開発 1万人限定でモニター募集も開始

 株式会社ベネッセコーポレーションとソフトバンクロボティクス株式会社は、生成AIを搭載した幼児向け会話型新サービスAI「しまじろう」を共同開発した。

 AI「しまじろう」は、専用のスマートフォンアプリと、スマートフォンをホールドできる専用の「しまじろうぬいぐるみ」を組み合わせて使用する。しまじろうの声を再現したAI「しまじろう」と子どもが自由に会話できる「おしゃべり」機能や、一人でも飽きずに取り組める「あそび」機能や「うた」機能などを搭載している。

 さらに、会話中の子どもの感情や興味の動きについて、保護者に専用サイトでレポートもしてくれるほか、「おしゃべり」「あそび」「うた」「おはなし」は、日本語だけでなく英語にも対応。しまじろうと会話しながらたっぷり英語を聞くことができるので、年少さんのうちに伸ばしておきたい英語力の基礎が身につけられる。

 開発の経緯についてベネッセは、そうした資質の基盤となる「言葉の豊かさ」を育むために、「こどもちゃれんじ」で培った35年にわたる幼児教育の知見を活かし、生成AIを活用したサービスの開発を検討していたと記している。この考えに「生成AIの活用知見」とロボット開発において豊かな実績があるソフトバンクロボティクスが賛同し、両社で共同開発を行うことを決定したそうだ。

 今回、研究開発という位置づけで、「こどもちゃれんじ」年少向け講座「ほっぷ」受講者限定でモニターを募集(1万人)し、無料で体験をしてもらう予定。本格導入に向けての詳細は両社で検討中とのことなので、今後の続報を待ちたい。

■モニター募集について
提供方法:年少向け講座『こどもちゃれんじ ほっぷ』4月号受講者から抽選で1万名様に無料で提供
申込ページ:https://shimajiro.benesse.ne.jp/cp/35th/
モニター利用期間:当選者に5月中旬にお届け、7/31まで利用可能
※モニター期間は、アンケートなど本商品のフィードバックにもご協力いただき、商品向上に役立てます

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