少し前からX（旧Twitter）で目にするようになった「作家になった流れ」というハッシュタグ。作家・作詞家・文筆家・ライター・コラムニスト、果ては映像作家や構成作家など、さまざまな「作家」と呼ばれる人々が自分のデビュー秘話を明かすというものだ。

　この「○○になった流れ」のVTuber版として「#Vになった流れ」が投稿され始めており、大きな盛り上がりを見せている。投稿している人々は企業所属から個人で活動するVTuberまでさまざま。まさに「十人十色」のエピソードが披露されており、興味深い。

　一例を挙げると、ななしいんく所属の因幡はねるが「ポムポムプリンくんやアイドルちゃんたちとコラボさせてあげる」とスカウトされたことや（のちにコラボを実現）、元BOOGEY VOXXのCiは「元相方（Fra）にラーメン屋で誘われた」エピソードを披露。人気のVTuberたちがこぞってデビュー時期を振り返るというのは、これまでのシーンでなかなかみられなかった現象だ。

　ほかにも、「当時付き合っていた男性がヒモ男で生活が厳しくなり、別れたはいいものの家の修理費で借金を背負ってしまう。もう怖いものがないとVTuberデビュー」という壮絶なエピソードを披露する者、もともと動画を投稿していたところ、一般入社した会社でそのまま公式VTuber化したことを明かした者などもおり、初めて明かされる蔵出しエピソードにファンから驚きの声が寄せられている。

 

　トップアイドルとして一世を風靡したV後藤真希のような例から、俳優や声優を志していたもの、社会人として働きながらVTubingを楽しむ者など、さまざまな「VTuberのなり方・在り方」を見ることができる同ハッシュタグ。VTuberシーンに興味がある方はもちろん、VTuberデビューを目指したい方にとって参考になるだろう。もし興味があれば一度チェックしてみてはいかがだろうか。