HYBEとGeffen Recordsによるグローバルガールズグループオーディション『The Debut: Dream Academy』（以下、『ドリアカ』）がABEMAで配信中。さまざまな見どころにあふれた『ドリアカ』だが、最新話となるMISSION2の配信で、HYBEが手掛ける日韓混合アイドルグループ・LE SSERAFIM（ル・セラフィム）のメンバーが出場者をサプライズ訪問したことが話題を呼んでいる。

　韓国と日本を中心に活動している5人組の多国籍アイドルグループ・LE SSERAFIM。HYBEが初めて手掛けたガールズグループとして世界を股にかけて活躍する彼女たちは、まさに『ドリアカ』出場者たちの憧れの存在ともいえる。

　LE SSERAFIMのデビューアルバムは初動30万枚を突破し、1stミニアルバム『FEARLESS』のタイトル曲「FEARLESS」のミュージックビデオは、2022年にデビューした韓国新人ガールグループの中で最短記録の公開後100日で1億再生を突破した。最近では、「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」からアンバサダーに指名され、韓国限定の新作バッグの広告キャンペーンに起用されるなど、音楽業界の枠を超えて活躍中だ。

　MISSION2では「韓国を訪れ、芸術的表現力と個人の基礎能力以上のチームワークを向上させよ」とのテーマが提示されていたが、まさに今回お手本となるLE SSERAFIMのパフォーマンスはチームワークの結晶とも言える。LE SSERAFIMには元HKT48兼IZ*ONE（アイズワン）のサクラ（宮脇咲良）や同じく元IZ*ONEのチェウォン（キム・チェウォン）などの芸能のキャリアにおいて既に名を馳せているメンバーやオペラやバレエなどの芸術に秀でたメンバーが多い。

　しかし、彼女たちの高いパフォーマンス力は、個々の力はさることながら、圧倒的なチームワークに裏付けされている。一度ステージに立てば、緻密に作り込まれた彼女たちのグルーヴで観客を魅了する。そんな完璧なチームワークこそが、LE SSERAFIMの圧倒的な強みだからだ。

　MISSION2では、出場者たちがLE SSERAFIMのデビュー曲「FEARLESS」と2ndミニアルバムのタイトル曲「ANTIFRAGILE」をチームごとメンバーの前で披露した。出場者たちとLE SSERAFIMのメンバーとの交流タイムでは、日本人出場者のウアが「LE SSERAFIM」のカズハにダンスの秘訣を尋ねると、カズハは「楽しむことが一番大事だ」と助言。この場面にはウアだけでなく、メイも思わず喜びの表情。日本人のファンにとっても、たまらないやり取りだったのではないか。

　しかし楽しい時間も束の間、競い合った18人の出場者の中からMISSION3に進むことができたのは14人。ブルックリン（アメリカ）、イリヤ（ベラルーシ）、カーリー（アメリカ）、メイ（日本）の4人が脱落となった辛い一幕も。