俳優の窪塚洋介が、お笑いコンビ・チョコレートプラネットのYouTubeチャンネルにおける定番企画「悪い顔選手権」に、まさかの参戦を果たした。

　「悪い顔選手権」は、毎回様々な芸能人が、容疑者逮捕時のニュース映像風の「悪い顔」を披露するという企画だ。もともとは、チョコプラの長田庄平と松尾駿が万が一逮捕された場合、どちらが「悪い顔」をできるか競い合うというコンセプトのもと誕生。20年11月に初めて動画が公開されるとこれが大バズりし、以降、お笑い芸人やタレント、ミュージシャンなど、多種多様なゲストを招いて行う人気シリーズと化している。

　そんな「悪い顔選手権」にまた一人、大物が参戦した。

　2023年2月9日に公開した「悪い顔選手権【窪塚洋介さん編】」と題した動画で長田は、「今回すごいです！」と興奮気味に、窪塚洋介が悪い顔選手権に参加すると伝えた。それを聞いた松尾は思わず顔を覆う。というのも松尾は、吉本興業の養成所「NSC」時代、窪塚主演の映画「凶気の桜」に憧れてスキンヘッドにしていたほどの窪塚ファン。憧れの人が自分たちのYouTubeの企画に登場する奇跡をかみしめるように「ヤバいね……」とつぶやいた。

　「悪い顔選手権」は演技力が問われる企画であるため、過去には小沢仁志や原田龍二など本職の俳優が出演したこともあったが、窪塚のようなバラエティと全く親和性のない純度100％の俳優が出演したことはなかった。2月10日に公開された窪塚の主演映画『Sin Clock』に長田が出演していた縁があり、同作をプロモーションする目的もあったようだが、松尾は「（プロモーションするにしても）なんでこれなんだよ。もっと色んな番組とかあんんだろ！（笑）」とツッコんでいた。

　実際に窪塚が自ら撮影したというVTRを長田と松尾で視聴することに。VTRでは窪塚が、地下駐車場に、ジーパンにヒョウ柄のジャケット、キャップというスタイルで登場。スマホで通話しながら周囲を気にするように足早に歩き、最後はカメラにさりげなく目線をやる。その仕草に松尾は思わず「かっけー！」と声を上げ、長田は「『悪ぅ！』じゃなくて『かっけー！』ってなっちゃうな」と語った。さらに、松尾が「ただ出てきて歩いてるだけなのに、こんな絵になるんだぜ」と言うと、長田は「もう窪塚洋介だよな。裏口から出てきた窪塚洋介でしかない」と評していた。

　これまでに数多くの芸能人が挑戦してきた「悪い顔選手権」。今回、バラエティにほとんど出演しない窪塚が参加したことで、今後、同じように映画やドラマのPR目的で、思わぬ本格派俳優が登場する機会が増えるかもしれない。