お笑いコンビのチョコレートプラネットが自身のYouTubeチャンネルで展開している企画『悪い顔選手権』。地上波の番組でも取り上げられるくらい人気のコンテンツとなっているが、この企画に有村昆と宮崎謙介がペアで登場し、話題を呼んでいる。

　「悪い顔選手権」は、もともとはチョコプラの長田庄平と松尾駿が、万が一逮捕されるようなことになった場合、どちらが、ニュース番組などでよく流れる容疑者逮捕時の映像ライクな「悪い顔」をできるか競い合うという趣旨のもと生まれた企画。これまで、古舘伊知郎、純烈、EXILE ATSUSHIなど個性豊かな面々が参戦し、また、同企画はテレビ番組にも度々移植され、有村架純や乃木坂46の秋元真夏などが強烈な悪相を披露している。

　この企画の面白さの肝となる点はどこまでリアリティを追求できるかという点だろう。つまりどんな悪事を働き、どんな部分をマスコミにすっぱ抜かれ、その上で見ている人に「あ〜確かにワイドショーでこんな瞬間あるな」と思わせることが重要だ。そういう意味では“あるある”ネタが進化した形だと言える。

　そんな企画にワイドショーを賑わせたことも記憶に新しい、有村＆宮崎ペアが登場した。しかも、チョコプラがオファーしたわけではなく、2人が立候補する形での出演。松尾は「えっ。ガチ勢じゃん」「反省してないじゃん」とリアクションしていた。

　例えば有村架純や乃木坂46の秋元真夏は、好感度が非常に高く、そういう人があえて“悪い人”を演じるからこそ、ギャップを感じ、じわじわとくる笑いがある。しかし、今回はワイドショーのお騒がせコンビが、ある意味で真っ向から「悪い顔選手権」に臨んでいる姿が面白い。チョコプラの2人は“この2人がどんな悪事を働いたのか”と妄想が広がり、松尾は「やっぱり内から出る悪いものがあるから良いんだね」と感心していた。

　有村＆宮崎ペアの大いなる可能性を受け、チョコプラは「袴田吉彦さん、原田龍二さん、渡部建さんも集めて5人でやって欲しいな」と願望を吐露。それから「その5人をどう撮るかだよね。暴力団が歌舞伎町を歩いている『アウトレイジ』感を出して欲しい」と具体的なビジョンも描き、中でも「渡部さんには出てほしい」と強く願っていた。

　過去にはこの『悪い顔選手権』に吉本新喜劇の座員が挑戦し、驚異の380万回再生を記録している。古舘伊知郎編も大きな反響を呼び、500万回再生に迫る勢いだ。“まだ見たことがない”という方もこの機会に見てみると、企画の秀逸なコンセプトとじわじわくる笑いの虜になるのではないだろうか。気になる方は、ぜひチョコプラのYouTubeチャンネルをチェックしてみよう。