『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット（以下、ポケモン S・V）』で、ランクバトルにおける新たなレギュレーションである「シリーズ2」が発表された。新しいポケモンが使用可能になり戦略が増えていく一方で、ポケモンの育成に関してもさまざまなアイテムやお金などが必要になってくることだろう。

　本作における定番の金策といえば、メインストーリークリア後に解放される「学校最強大会」の周回である。そこで本稿では、ネット上で話題になっている「学校最強大会」と「連射コントローラー」を組み合わせた"完全放置金策"を紹介する。

ポケモンの育成には多額の資金が必要……

　まず、ポケモンの育成について簡単におさらいしておきたい。「ポケモン」シリーズで他のプレイヤーとの熾烈なバトルを勝ち抜くためには、基本的に厳選や育成といった過酷な作業が欠かせなかったが、前作『ポケットモンスター ソード・シールド』からは、幾分そのハードルが下がっている。たとえば、育成をサポートしてくれるさまざまなアイテムを、ショップで購入できるようになったのもそのひとつと言えるだろう。

　しかし性格の変更に必要な各種「ミント」は1個2万円、特性を変更する「とくせいカプセル」は1個10万円と高額。さらに「タウリン」や「ブロムへキシン」などの努力値を上げるどうぐも適宜使用すると考えると、最終的にはかなりの資金が必要となる。

　しかも『ポケモン S・V』では、性格、個体値、努力値などさらゆるパラメータをどうぐによって変更・強化できるので、お金がいくらあっても足りないほどだ。

連射コントローラーを使った稼ぎが話題に

　金欠に頭を悩ませていたプレイヤーのあいだで話題になったのが、「連射コントローラー」を利用した"完全放置金策"だ。「連射コントローラー」とは、その名の通り連射機能が搭載されたコントローラーのことで、基本的にはシューティングゲームや素早い連射が求められるゲームなどで主に利用される。

　任天堂からは発売されていないが、サードパーティーからはさまざまな機能を搭載した特殊なコントローラーが多数販売されている。たとえば、任天堂ライセンス商品であるHORIのホリパッドシリーズなどが有名だと思われる。値段はピンキリだが、比較的リーズナブルなもので3,000円強〜4,000円ほどだ。

　完全放置で稼ぐ学校最強大会の周回は、「連射ホールド」という機能が搭載されたコントローラーで行うのがおすすめ。同機能は、一度Aボタンを押すとその後一切ボタンを触らずとも、コントローラーが勝手にAボタンを押し続けてくれるというものである。

学校最強大会を周回

　稼ぎの対象となる学校最強大会は、アカデミーの受付に話しかけることでいつでも参加が可能。

　この大会は、アカデミーの教師陣などが参加する4連戦バトルとなっている（試合ごとに全回復する）。手動でAボタンを連打し続けて挑戦した場合、テラスタルのムービーやセリフ部分などのスキップできない箇所を含め、1周で10分〜15分ほどかかる（※個人差あり）。しかし連射コントローラーを使用すれば、家事の合間や、ながら作業中でも手軽にお金を稼ぐことができるため、この時間を節約できるというわけだ。

　稼ぎでの使用ポケモンはレベル100＆夢特性のニンフィアで、「ハイパーボイス」を連打する戦法がおすすめ。もらえるお金が2倍になるアイテムの「おまもりこばん」を持たせ、パーティをこの1体だけにすれば準備は完了だ。連射コントローラーを使うなら、あとは放置するだけで、大会1周ごとに10〜12万円ほどを稼ぐことができる。

　ちなみに、いわタイプやあくタイプのポケモンも技を無効にされる心配がないので、ある程度強い技を覚えさせれば、お気に入りのポケモンでも周回できるだろう。実際にネット上では、ニンフィア以外の周回用おすすめポケモンについて報告や共有が相次いでいるようだ。

　2023年2月1日から開始されるランクバトルでは、ストーリーの後半で登場する、とあるポケモンの使用が解禁されると話題になっている。

　新たなバトルに備えてポケモンの育成・厳選を行う人も増えるため、しっかりと準備をすることが重要になるだろう。まだ連射コントローラーの金策を試したことないという方は、余裕があれば新シーズンに向けて検討してみてはいかがだろうか。

※「シリーズ2」の期間は2023年2月1日〜4月1日
※レギュレーションの詳細については公式サイトをご参照ください。

※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正のうえお詫び申し上げます