だいな×りんか、継続メンバー同士で新たな恋の予感が？

　『ダナン編』メンバー全員を見渡して感じたところなのだが、過去の『今日好き』と比較して、今回は一人ひとりの性格がいい意味でバラバラ。これは第2話以降で順に深掘りをしていく予定なのだが、大人の女性をも自身の魅力に引き摺り込みそうな“沼キャラ”のこうき（高橋虹輝）や、この旅でカップル成立すれば人生初彼氏となる、男子人気ナンバーワンのあん（柳澤杏）など、メンバーのキャラクターがとにかく立っているのだ。

　また『ダナン編』の“裏見どころ”といえるのが、スタジオの“恋愛見届け人”を務める中川大輔の感情（あるいはいい意味での私情？）が熱にこもりまくった実況と、そんな彼を優しくなだめる大友花恋のおもしろ構図。中川が熱狂するのも無理はない。自身の“初代推し”である“りんか様”ことりんか（横山莉華）が、継続メンバーとして『プーケット編』ぶりにカムバックしたのだ。番組冒頭に流れた予告映像にて、りんかが涙を流す場面を見た際には「誰が泣かしたんやろ」と早くも兄貴分な顔を覗かせるなど、恋愛見届け人たちに対する期待感を、シーズン序盤から早くも吊り上げられる。

　そんな中川の後押しを受けるりんかだが、第一印象で気になった相手はおらず、同じく『プーケット編』で旅を共にしただいな（松井大奈）と話してみたいとのこと。すると、ランチの際に2ショットを提案したのだが、ここからの勢いが物凄かった。

　まずは『プーケット編』を共にしながらも、当時はお互いに関わりがなかったところから、りんかがこの2ショットに誘った理由を事細かに説明。いきなりのことで、だいなが驚くのではと配慮をしたようだが、相手にどう思われるのか、言い換えれば自分の見え方を気にしている時点で……つまりは、りんかの言葉通りの“話してみたい”ではなく、“気になる”に変化しているのだと読み取れた。

　その推測は徐々に確信へと近づいていく。この日の冒頭、りんかは自身の好きなタイプを“ギャップがある人”だと語っていたが、だいなに対して今回の茶髪でのイメチェンや、シャイな性格に思われがちだが「仲よくなったら喋るでしょ？」と、『プーケット編』を一緒に旅しているからこそ理解している一面を踏まえて、彼のギャップとしてまとめたのだ。布石はすでに、旅の開始時に置かれていた。もう一度だけ言うが、りんかの好きなタイプは“ギャップがある人”。ということは？

　決定的だったのは、りんかが「仲よくなりすぎても、友だちみたいな感覚は違うから」と、だいなを恋愛対象として意識していなければ出てこない発言をしていたこと。いまのふたりは、お互いを知っているけれど、知らない者同士ともいえる。恋を始めるには絶好の距離感だ。そんな関係性を、りんかはきっと大切にしたかったのだろう。今シーズンこそ、りんかと中川の笑顔を見たまま旅を終えてみたい。

【場面写真】『今日好き ダナン編』1話ハイライト

『今日、好きになりました。ダナン編』を見る

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