米国の自動車大手ゼネラルモーターズ（GM）は10月17日、高級EVセダン『キャデラック・セレスティク』（Cadillac Celestiq）の詳細を公開した。

　職人の技と最先端テクノロジーを融合させた『キャデラック・セレスティク』は、GMのUltium電気プラットフォームを採用した全電動車だ。

　業界初となるスマートガラスルーフを採用し、キャビンに入る光の量を4つのゾーンでそれぞれカスタマイズ可能だ。

　600馬力あり、時速60マイル（時速96km）まで3.8秒で加速。航続距離は300マイル（約482km）となっている。AIテクノロジーにより、全体の95%の状況で半自動運転が可能だという。

　100以上のコンポーネントが 3Dプリンターで作られたもので、生産工程の自動化がどんどん進む中、このモデルは一台一台を技術者が妥協することなく手で組み立てる。そのため同時進行で製造できる台数はわずか6台までで、1日に生産可能な台数は多くても2台だという。

　この分野で最大級となる55インチのインタラクティブ・ディスプレイを備え、インフォテインメントシステムも充実している。

　8,100万ドル（約120億円）を投下した米国ミシガン州デトロイト郊外の技術センターで製造される初のモデルでもある『キャデラック・セレスティク』。優美なフォルムは、まさに芸術作品だ。

　カスタマイズする内容によっては、注文から納車まで数カ月を要する。時間がかかっても、手に入るのであれば幸運な部類だ。どれだけお金を持っていても、簡単に購入できる代物ではないのだ。

　価格は「30万ドル台の後半からになる」とのことで、日本円にして5000万円以上になると思われる。

（画像＝YouTubeより）

（source）
https://media.cadillac.com/media/us/en/cadillac/news.detail.html/content/Pages/news/us/en/2022/oct/1017-celestiq.html
https://www.slashgear.com/1057538/cadillac-celestiq-first-look-a-super-luxury-300k-electric-car-built-just-for-you/
https://electrek.co/2022/10/17/cadillac-details-of-hand-built-celestiq-including-starting-price-tag-north-of-300k/