アメリカでは5月2日から、Coca-Cola Creationsのオンラインストアで、コカ・コーラ「ゼロシュガーバイト」というリミテッドエディションのコーラの限定発売がスタートする。これはオンラインゲーム『フォートナイト』にインスピレーションを受けた製品であり、同ゲーム内ではコカ・コーラ専用の島「ピクセル・ポイント」もつくられた。『フォートナイト』では「ゼロシュガーバイト」の先行発売も予定されているそうだ。

　さてこの「ゼロシュガーバイト」だが、コカ・コーラはその味を「メタバース生まれの飲み物」と表現している。一体どんな味がするのだろうか。いち早く試した米メディア「The Verge」のライターMitchellが、未知のコーラの味をレポートしていた。

　ポップなパープルで、レトロなゲームのようなルックスの「ゼロシュガーバイト」。側面には「recycle me to play again」と書かれていて、ピクセルを表しているのであろうキューブのプリントのパッケージに入って送られてきたらしい。

　その味はというと、彼とその妻、Beckyともに一口目は同じリアクションで「無理、まずい」とのこと。飲み続けようとは思えないほど不快な味で、Beckyにいたっては「舌が痺れたみたい」と言っていたらしい。ただせっかくコーラ社の好意で送ってもらった新製品なので、我慢してもう少し飲んでみることに。

　その結果、彼から出てきた感想は、「よくわからない、なんとも説明しづらい味」。コカ・コーラや通常のコカ・コーラ ゼロとはまったく違う味で、甘くて、なんとなくフルーティーらしい。子どもの頃に飲んだ咳止めシロップを思い出したと言う。炭酸感に関しては、通常版と変わらないそうだ。

　しかし試飲から数時間後、Mitchellに「エナジードリンクに近いのではないか？」という考えが思い浮かぶ。なぜすぐにピンとこなかったのかというと、彼は普段エナジードリンクをまったく飲まないから。Beckyに確認すると、「たしかに、レッドブルとコーラをミックスした味だった」との返答があったそうだ。

　「ゲーマーはエナジードリンクを飲むもの、という固定観念があり、ゲーム好きをターゲットに、『ゲームが上手くなると思わせる』味を提案したいのだろう」と、Mitchellは考察。彼と妻にとっては好きな味ではないというが、同じく新製品を試したCNETのKatie Teagueは「美味しかった」と言っている。好き嫌いが大きく分かれる商品なのだろうが、この話題性も抜群の限定コーラ、日本での発売も期待したい。

（source）
https://www.theverge.com/23014905/coke-byte-pixel-flavored-soda-review-fortnite-metaverse
https://digiday.com/marketing/why-coca-colas-in-game-flavor-announcement-validates-fortnite-as-both-an-advertising-and-metaverse-platform/

（画像＝theverge）