5人の表現の幅を広げたデュオ・ソロ曲制作秘話

 

ーー「Sugar」には、かっこよさや明るさにくわえ、しっとりとした大人な一面なども含めて、ジュネスの魅力がぎゅっと詰め込まれていて、今後グループの名刺代わりとなるような1曲だと感じました。それでは次に、デュオ曲について伺います。

将綺：デュオ曲は「Echo」が好きですね。とはいえこれは優輝と蓮が話した方がいいと思うので、僕は「あさりジェノベーゼパスタ」について語ります（笑）。

ーーありがとうございます！

将綺：この曲は寮での料理担当の僕と優輝が歌っています。僕、料理してるとき、ささいなことから仕事のことまで、本当にいろんなことを考えてるんですよ。そんな自分の経験がそのまま反映されたような曲なので、今までで1番リアルな自分に近くて、すごく歌いやすかったですね。普段は「メンタル大黒柱」を名乗っていて、自分はポジティブだと言い聞かせている面もありますが、みなさんが今まで見てきてくれた、メディアに出てる内田将綺とはちょっと違う、内面的な部分が表現できてると思います。

優輝：将綺の繊細なところが出てる1曲だよね。

ーー結構いろいろ考えるタイプですかね？

将綺：だいぶ考えます、僕は常に考えてます。前回のソロ曲「Don't think, Feel」もそうですが、これもライブで完成していく曲だと思います。

ーー楽曲の制作チームも、将綺さんのリアルな部分を取り入れるよう、意識しているかもしれないですね。続いて、蓮さんお願いします。

蓮：僕が歌っている「Echo」は、自分で作った曲なので、今までの曲とは違った意味で思い入れがありますし、みんなに受け入れてほしいなと思っています。一緒に作曲をしたURUさんのところに弟子入りする形で、曲作りを教えていただきながら作りました。

作曲は元々していたんですが、今回作詞にも挑戦しています。杉沢さんに「作曲をするんだったら、ただメロディーを作るんじゃなくて、実際にでたらめな歌詞でもいいからデモの時点で歌を入れて、それに合わせて作った方がいいよ」とアドバイスをいただいてたので、それを参考に歌詞も書いてみました。今まで自分の恋愛観はあまり語ってこなかったんですが、この曲を聞いて、僕の価値観を感じてもらえたらうれしいです。

ーー使うかどうかわからないけれども、作曲のために、歌詞も書いてみたという順番でしょうか。

蓮：そうですね。僕の歌詞の世界観を引き継いでもらって、Rie Tsukagoshiさんに作詞をご担当いただきました。

ーー実際にその制作手法を取ってみて、曲作りに対する変化はありましたか？

蓮：何気ない日常でも感じ方が変わって、生活が豊かになりました。陽介もわかると思うんだけど、周りの景色の見え方が変わるよね。

ーー曲作りのために、いろんなものを吸収しようという意識が芽生えたんですね。

蓮：そうですね。

将綺：クリエイターみたいだな。

優輝：クリエイターなんだよ。

ーー作曲に比べると、作詞はより具体的に、自分の言葉に落とし込まないといけないですから、頭の使い方がまた違いますよね。作詞と作曲の両方に携わることで、また1つレベルアップした感覚でしょうか。

将綺：だから最近顔色がいいんですよ。1日が豊かになったから。

優輝：俺らじゃ力不足だったかな。

陽介：申し訳ない！！

一同：（笑）。

蓮：そんなことないよ（笑）。

ーー陽介さんも作詞を手がけられていますね。

陽介：以前から作詞には興味があって、歌詞を書いては、蓮や優輝に見てもらってました。優輝は自分のことを何でもわかってくれているし、蓮は曲作りの知識があるから、2人の目線からアドバイスをもらおうと思って。そうやって準備をしていたから、今回チャンスをいただけて、ものにできたのかな。

　僕が作詞させていただいたのは「かんじょうせん」の一部分だけなんですが、それでもすごく光栄ですし、プロの作詞家さんたちに恥じないようなものを作りあげられるようがんばりました。作詞家さんの世界観を壊さないようにしつつ、僕が書く意味として、自分らしさも出さないといけないので難しかったですね。でもさっき蓮が言ったみたいに、いろんなものを吸収するために視野を広げられて、すごくいい期間でした。

ーー具体的にどの部分を作詞されたか、お聞きしてもいいですか？

陽介：あえて言わない方がおもしろいかなと思うので、内緒にします！　僕らしい言葉遣いで作詞したので、どこを担当したか、想像しながら聞いてもらえたらうれしいです。

ーーそれも楽しいですね。作詞のクレジットにお2人の名前が入っているのを見たとき、この歌詞は過去の体験談なのかと想像したのですが、その辺りはいかがですか？

陽介：そういう側面はあるかもしれません。「かんじょうせん」の、主人公が自分の感情を理解できてないような様は、自分も経験したことがありますから。

蓮：僕は、間接照明1つだけの真っ暗な部屋で制作してるんですが……多分、暗闇の中で病んでたんだと思います。

一同：（笑）。

将綺：病んでたなら電気つけて（笑）。ほんとに暗いんですよ、蓮の部屋って。まあでもそういう部屋だからこそ、クリエイティビティが生まれるのかな。

ーーでは次に優輝さんはいかがですか？

優輝：勇仁と2人で歌った「The Only Thing」は、自分と戦った1曲ですね。かっこよくて激しいダンスもできそうな曲なんですが、僕の声質って柔らかいから、昔からかっこいい曲に対する苦手意識があったんです。いろんな楽曲を聞いて研究もしたんですけど、聞けば聞くほど真似になっちゃって、僕らしくなくなってしまったり。自分らしさを残しながら、かっこよさを表現するのがすごく難しかったです。でも悩んでいるときに、前のパートを歌っている勇仁の声を聞いてラップに入ったら、自分なりにうまく歌えたような気がしたんです。勇仁にうまく引っ張ってもらってました。

ーーデュオがうまく作用していますね。

優輝：そうですね。

勇仁：お互い様よ。

優輝：苦しみましたが、「それでも負けないぞ、絶対夢をつかむぞ」って曲なので、その気持ちで歌いました。2人とも負けず嫌いですし、この曲を勇仁と歌えてよかったです。

ーー「絶対負けない気持ち」を、レコーディングで体現したんですね。では最後に、勇仁さんお願いします。

勇仁：「Present Day」を初めて聞いたとき、「俺、この曲歌えるのか……？」って気持ちになりました。今までにないテイストの曲だったので、自分にとって新しい試みだったんです。たくさん練習して、歌い方もいろいろ試して、この曲にはかなりの時間を費やしました。まず表現したい方向性を自分の中で確立してからレコーディングに挑んだんですが、そしたらそれを褒めてもらえて。1曲を通してこういう風に歌いたいとか、1番、2番、ラスサビをこういうふうにアレンジしたいとか、俺の希望を全部受け入れてもらえて、のびのびとレコーディングできました。練習は大変でしたが、最終的にはすごく楽しかったです。

ーーありがとうございます。2ndアルバムはライブ向きの楽曲も多く、セトリの幅がぐっと広がりますね。それでは最後に、2022年に挑戦したいことを教えてください。

陽介：ソロでバラードに挑戦したいです。僕は普段、リズミカルな曲よりバラードを聞くことが多いので、自分でも歌ってみたいですね。

将綺：今回のアルバムで、僕らの内面の部分を少しだけ垣間見せることができました。シングル曲は、5人の最大限のかっこよさを表現するべきだと思うんですけど、今後アルバム曲を制作するうえでは、それぞれのメンバーの実体験とか、自分が心や体で感じたことを曲にしたいですね。来年はそういう取り組みもできたらいいなと思います。

蓮：僕はもっとたくさん曲作りをしたいです。特にピアノを生かした曲を。あと来年のツアーでは、自分の出身地である広島も含め、7都市を周る予定で、今年会えなかった人にも会えるのが、いまからすごく楽しみです。

勇仁：自分は、お客さんの歓声ありでのライブをやりたいです。ようやく対面は叶いましたが、まだ声出しはできていないので。実際に声が出せるとライブはさらに楽しくなるので、来年それができたら最高ですね。

優輝：来年はよりたくさんの人にジュネスを知ってもらえる年にしたいです。今年実際にファンのみなさんの前でライブをする楽しさを知ったので、来年は全国各地を周るツアーを通じて、もっともっとたくさんの人と一緒に青春できる年にしたいなと思っています。

 

■リリース情報
『PUMP YOU UP!!』
発売：12月1日（水）
価格：通常盤（CDのみ）￥2,909（税抜）／￥3,200（税込）
完全生産限定盤A（CD＋BD）￥6,909（税抜）／￥7,600（税込）
完全生産限定盤B（CD＋Photo Book）￥5,909（税抜）／￥6,500（税込） 
※3形態共通・初回仕様限定：豪華特典が抽選で当たるシリアルコード封入

〈収録内容〉
・通常盤＆全形態共通
M1. Hit me ! 
M2. HOLD US DOWN 
M3. Present Day 
M4. Hit the City!! 
M5. The Only Thing 
M6. Sugar 
M7. I'm in love 
M8. あさりジェノベーゼパスタ 
M9. Echo 
M10. IF... 
M11. かんじょうせん 
M12. Lazy Day 
M13. ずっと 

・完全生産限定盤 A（TypeA）
LIVE Blu-ray「3rd LIVE TOUR 'Hit your City!!' supported by BREAK OUT at KT Zepp Yokohama, 2021.9.5」
1. Opening 
2. HOLD US DOWN 
3. MC part.1 
4. Hit the City!! 
5. MC part.2 
6. I'm in love 
7. 星になれ 
8. Hit me ! 
9. MC part.3 
10. JUST 
11. Happy Ever After 
12. MC part.4 
13. IF... 
14. MC part.5 
15. Race ! 
16. MC part.6 
17. Lazy Day 
18. youthful days 
19. MC part.7 
20. WHO WE ARE ! 
21.「メリーさん」（勇仁＆優輝） 
22. MC part.8 
23. MC part.9 
24. JUNES

・完全生産限定盤 B（TypeB）
Photo Book
雑誌・ZINE を意識した 60P/B5 サイズの Photo Book（写真集） 

全国共通・3形態同時予約・先着特典：アザー mini Photo Book（32P/B5 サイズ）
3形態共通・初回仕様限定：豪華特典が抽選で当たるシリアルコード封入 

※CD購入特典は、店舗によって異なります。オフィシャル HP・SNSをご覧になり、十分にご確認の上ご購入ください。 

■ライブツアー詳細
学芸大青春・4th LIVE TOUR『PUMP ME UP!!』
2022年3月19日（土）宮城県・Sendai Rensa
2022年3月26日（土）広島県・HIROSHIMA CLUB QUATTRO
2022年4月9日（土）北海道・Zepp Sapporo
2022年4月24日（日）福岡県・Zepp Fukuoka
2022年5月8日（日）大阪府・Zepp Osaka Bayside
2022年5月15日（日）愛知県・Zepp Nagoya
2022年5月27日（金）東京都・Zepp Haneda

■学芸大青春 公式ECサイト
https://gjunes.myshopify.com/