『ブラッサム』高良健吾をなぜ芥川龍之介モデルの作家に? 制作統括が明かす起用の理由

 豪胆な性格で鋭い審美眼を持つ「首都公論」の編集長・黒崎大三郎を演じるのは遠藤憲一。“大食い”というキャラクター設定は、参考にした人物の一人である中央公論社の編集長・滝田樗陰が大食漢だったという記述に着想を得たものだという。

 遠藤のキャスティングについて、村山は「僕が最初に大河ドラマの助監督として現場に入ったとき、ご一緒したのが遠藤さんなんです」と自身の駆け出し時代を振り返る。

 「右も左もわからない若手だった僕に対してもすごくおおらかに接してくださって、“一緒に現場を作っていく”という感覚を持たせてくれた方。『大丈夫だよ』と若い才能をすくい上げて、温かく育ててくださるお人柄が、まさに黒崎にぴったりだと感じました。だからこそ秋山格之介のような才能も見つけてることができるのだろうなと。お芝居の力はもちろん、人間性がとても素晴らしい方なので、ぜひお願いしたいと思いオファーさせていただきました」

 また、黒崎とコンビを組む副編集長・山中勇三を演じるのは井浦新。豪快に突き進む“攻め”の黒崎に対し、山中は「変化する時代の中でも、文学を続けていくんだ」という強い意志を持つ“守り”の存在だ。

 村山は、「井浦さんは一見冷徹に見えて、実は懐が広くて温かい役回りが本当にお似合いですし、視聴者の方も見たいはず」と井浦の配役に自信を見せる。

 「井浦さんご自身もすごく多才な方で、当時のカルチャーや歴史を吸収しないと雑誌が作れない、編集者としての“インテリの幅”をリアルに感じさせてくれる。説得力がありますし、自分の信じたものや、信じた作家を尊重し続ける精神力みたいなものも、ご本人と重なると感じています」

 そんな黒崎と山中について、村山は「今後も重要人物として物語に関わっていきます」と予告。珠が彼らとどう関わっていくのか、今後の展開に注目したい。

■放送情報
2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜から金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎ほか
作:櫻井剛、小松與志子
主題歌:YOASOBI
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
写真提供=NHK

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