WWEのトップスターが“三池ワールド”で強烈なインパクト リヴ・モーガン来日インタビュー

 三池崇史が監督を務め、小栗旬やリリー・ジェームズらが共演した日米合作映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』。アメリカのインディペンデント映画界を牽引する気鋭のスタジオ・NEONも参画する本作で強烈なインパクトを残すのが、寿司の修行のために来日した謎多き女性・ミーガンだ。この特異なキャラクターを圧倒的な存在感で演じ切ったのは、世界最大のプロレス団体・WWEのトップスターとして君臨するリヴ・モーガン。本格的な劇場映画初出演にして、三池ワールドの洗礼を浴びた彼女が、オーディションを勝ち抜いた経緯から、現場で生まれたという怪奇な名シーンの裏側、共演した小栗旬へのリスペクト、そして逆境を乗り越えて掴み取った夢への哲学までを語ってくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

WWEの枠を越えて掴んだ大役

――リヴさんが演じられたミーガンのキャラクター造形があまりにも強烈で引き込まれました。

リヴ・モーガン(以下、モーガン):私も昨日の夜、初めて完成した作品を観たところなんです。自分の姿をスクリーンで観るのは少し奇妙な感覚もありましたが、本当に素晴らしい仕上がりでとても気に入りました!

――本格的な長編映画への出演は今回が初めてですよね。どのような経緯で出演が決まったのでしょうか。

モーガン:オーディションでした。ただ、最初に心配だったのは脚本がPG指定(全年齢向け)ではなかったことです。私が所属しているWWEの番組はPG指定なので、会社からは「絶対にダメだ」と止められるだろうなと覚悟していました。でも、WWEの首脳陣にも三池崇史監督の大ファンが多くて、「三池監督の映画ならOKだ、オーディションを受けておいで」と快く許可を出してくれたんです。

――リヴさんご自身は、もともと三池監督の作品をご存じだったのですか?

モーガン:お名前はもちろん存じ上げていましたが、映画自体は観たことがありませんでした。ですから、オーディションを受けるにあたって三池監督の過去作をたくさん観て徹底的に勉強しました。どの作品も本当にぶっ飛んでいて、とんでもない迫力でしたね。

――オーディションはどのように進んだのでしょうか。

モーガン:指定された2つのシーンを自分で演じてセルフテープ(動画)を撮影し、製作サイドに送りました。その映像を観た製作陣が「彼女こそがミーガンだ!」と選んでくれたんです。もっと映画やドラマに挑戦したいと強く願っていたタイミングでしたし、小栗旬さん、リリー・ジェームズさんが主演で、監督は三池さん、さらにNEONが関わっている。こんなに貴重な機会を射止めることができて、本当に幸運でした。

“日本のレジェンド”小栗旬の存在と言葉の壁を越えた現場

――共演された小栗旬さんの印象はいかがでしたか?

モーガン:来日する前は存じ上げなかったのですが、日本に滞在している間、街中の看板やテレビなど至るところで彼の姿を見かけて「日本で本当にレジェンド的な大スターなんだ!」と実感しました(笑)。実際に共演して、完成した映画を観て、小栗さんは本当に素晴らしい俳優だと心から感じました。作品をより良くするために細部のディテールまで徹底的にこだわるプロフェッショナルでありながら、現場ではとてもフレンドリーで優しく接してくださって。今はもうすっかり小栗さんの大ファンです。

――日本での長期滞在や撮影はいかがでしたか?

モーガン:素晴らしかったです! 過去にWWEの日本公演で訪れたことはあったのですが、今回は長期滞在でオフの日もあったので、日本の豊かな文化をじっくり楽しむことができました。私自身、もう少し日本語が話せたらよかったなとは思いますが、WWEでも世界各国からレスラーが集まっていて、言葉が通じなくてもリングの上で通じ合える感覚があるんです。その「言葉を越えて理解し合う」という感覚は、映画の撮影現場でも全く同じだなと感じました。

――今回の滞在で新しく覚えた日本語はありますか?

モーガン:「アガリクダサイ(上がりください)」。これだけです。唯一覚えた日本語ですね(笑)。

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