寺島拓篤「ストレッチやっときゃよかった」 『帰還者』声優陣が3年前トークで和気あいあい

 10月7日から放送されるTVアニメ『帰還者の魔法は特別です』第2期の先行上映会が、10月3日に新宿バルト9で開催された。舞台挨拶には、寺島拓篤(デジール・アルマン役)、鈴代紗弓(ロマンティカ・エル役)、藤原夏海(プラム・シュナイザー役)、瀬戸麻沙美(アゼスト・キングスクラウン役)が登壇した。

 本作は、異次元空間「影の世界」によって滅亡寸前となった世界から13年前へと“帰還”した魔法使い・デジールが、未来の知識と経験を武器に破滅の運命を変えるために戦うファンタジー。第1期ではヘブリオン学園を舞台に、ロマンティカ、プラムらとの出会いや成長が描かれた。第2期ではアゼストも仲間に加わり、物語はさらに大きく動き出す。

(左から)藤原夏海、寺島拓篤、鈴代紗弓、瀬戸麻沙美

 イベントでは第13話、第14話が先行上映されたのち、キャスト4名がステージに登壇。完成した第2期の映像について寺島は「エピソードが進んだこともあって、バトルの展開の仕方とか、見せ方がすごくパワーアップしたなと思いました」とコメント。第13話から集団戦が展開されることにも触れ、「作画、大変だったんだろうなと思いました」と笑いを交えつつ、その迫力を振り返った。

 第14話で活躍するロマンティカについて、鈴代は「己の力でみんなを助けられてよかったなって。ロマンティカの役割が見えたのもよかったです」と語る。さらにプラムのデジールへの思いについて藤原が「好きな感じもどんどん強くなってる」と触れると、会場も和やかな空気に包まれた。

寺島拓篤

 続いて、それぞれが第2期でのキャラクターの変化についてトーク。寺島は第1期のデジールについて、「もうあんなのは嫌だっていう、割とネガティブな思いが根底にあった」と回想。芝居でも、いわゆるヒーローらしく強く仲間を守るのではなく、「もっとちょっと薄暗い感じにしてください」というディレクションを受けることが多かったという。

 一方、第2期ではロマンティカやプラムとの関係が築かれ、アゼストも加わった状態から物語が始まる。「守りたい思いが、どちらかというと前向きな方向になっていて、それがエネルギーに変わっていく。もっと主人公っぽくなりました」と、デジールの変化を説明した。

 また、ヴィルヘルム役の高橋広樹との芝居にも大きな刺激を受けたそう。「尊敬する先輩ではあるんですけど、尊敬する先輩のもっと上の領域を見せられて」と振り返り、自身も先輩から受け取る一方で、後輩たちへ何かを渡していく立場になってきたことを実感したという。すると司会の栗林さみから「中間管理職みたい」とツッコミが入り、寺島も「まさしくおっしゃる通り」と応じて会場を笑わせた。

 鈴代は、第1期を通してロマンティカが一人でも戦える強さを身につけたことで、デジールとの関係にも変化が生まれていると説明。「背中をちゃんと預け合えるような強さを身につけられたからこそ、精神的な関係性というか、心のよりどころ的な意味での寄り添い方が、第2期ではまたちょっと変わってくる」と語った。

 さらに第2期ではロマンティカの故郷が舞台となるエピソードや過去にも触れられるといい、これまで口にしなかった言葉や感情も描かれていくという。「どんな表情をするのか、どうやって心が揺れるのかをぜひ楽しみにしていただきたいです」と呼びかけた。

藤原夏海

 プラムについて藤原は、第1期では「強くなるために、がむしゃらにデジールさんの訓練についていきたい」という思いを意識して演じていたと回想。第2期ではアゼストも加わり、「デジールさんだけじゃなくて、パーティーのメンバーへの信頼もあって。それが自信や強さにつながるように演じました」と話す。

 一方で寺島たちからは、プラムがより“小動物っぽく”なっているという声も。藤原も「今後、プラムが“まともだったのに……”って思う部分も、もしかしたら見えてくるかもしれない」と明かし、成長だけではない新たな一面を予感させた。

 瀬戸はアゼストについて、「もともと一人で上り詰めてきた、孤高な存在」と紹介。その彼女が第2期でデジールへ見せる新たなアプローチには、自身も驚いたという。「私も“どうして急に?”っていろいろ考えたんです。でも、アゼストの中ではいろいろ考えて、もう心に決めた何かがあって動いているんだなと」と役柄を分析した。デジールとの距離が少しずつ変わっていく様子も、第2期の注目ポイントになりそうだ。

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