『パンチドランク・ウーマン』予想だにしない事態の連続 “怜治”ジェシーの身に起きた悲劇
ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』(日本テレビ系)の第6話は波乱の幕開けとなった。前回、最後の最後でこずえ(篠原涼子)を裏切った怜治(ジェシー)は、彼女を資材倉庫に閉じ込めて塩素ガスを発生させる。
これで脱獄計画を止めるものは誰もいなくなった。予定通りに護送車を乗っ取った海老原(小関裕太)は、裁判所の地下駐車場で車を乗り換えて、教団「廻の光」のメンバーと怜治と共に裏門から逃走を図る。しかし、完璧に思えた脱獄計画の前に立ちはだかったのは、倉庫に閉じ込められていたはずのこずえだった。警備隊長の熊沢(高岸宏行)を従えて車を包囲し、逃げ出そうとする収容者たちを次々と捕らえていく。
ただ、ここで予想だにしない事態が発生する。車中に残っていた三津橋(堀内健)が隠し持っていた爆弾に火をつけ、教祖の鎧塚(河内大和)を巻き添えにして自爆する道を選んだのだ。同じく車に残っていた海老原も恍惚とした表情で「教祖様、ともに参りましょう」と笑いかけていたことから、最後の手段としての自爆は計画の内だったのだろう。
取り乱して茫然自失とした表情の西城(小久保寿人)に比べると、同じ教団幹部の沼田(久保田悠来)は不気味な笑みをこぼす。彼は鎧塚に心酔していると見せかけて、教団を乗っ取ろうと裏で計画していたのかもしれない。
今回の脱獄未遂事件によって、氷川拘置所の長田所長(ベンガル)が責任を取って辞職することに。小柳(宇梶剛士)が所長代理となり、収容者規則はよりいっそう強化されることになった。しかし、小柳が裏で法務大臣と繋がっており、怜治の事件の真実をひた隠しにしようとしているのは周知の通り。懲罰室に送られた怜治に対する尋問で、小柳は「あなたはもう抜け出すことのできない大きな波に飲み込まれてしまった」と堂々と言い放つ。怜治の妹である寿々(梶原叶渚)を人質に取っているかのような発言からしても、巨大な権力に与していることは明らかで、拘置所に戻された怜治にとっては大きな逆風となっている。
一方で、信じた人に殺されかけたこずえの心労は絶えない。そんな彼女が愚痴や弱音を吐けるのが佐伯(藤木直人)だった。自身の家庭環境や春臣(竹財輝之助)との過去を彼だけは知っているからこそ、こずえにとっては気の置けない大切な友人なのだろう。と思いきや、佐伯は2人で飲みに行った帰り道に、いきなり「結婚しないか」と彼女に告白する。本当に突然すぎて、リアクションの薄いこずえよりも観ている視聴者のほうが驚いたのではないだろうか。
佐伯からすれば、入院している母親のことや刑務官の仕事に苦心するこずえに、早く楽になってほしいという思いもあるはずだ。ただ、こずえは怜治ともう関わらないほうがいいと心の中では思いながらも、彼が抱えている秘密から目を背けることができないでいた。
彼女の思いをにわかに感じとった佐伯は、仕方なくこずえが倉庫に閉じ込められた事件の鑑識結果を伝える。実は怜治が現場で苛性ソーダを混入していたことで、塩素は中和されていた。同時にそれは、怜治がこずえを助けようとしたことを示している。決してこずえに話す必要はなかっただろうに、わざわざ結婚指輪を引っ込めてまで事件の顛末を教える佐伯はお人好しにもほどがある。いつか彼の献身も報われてほしいが……。
懲罰室にいる怜治のもとを訪れたこずえは「気になるんです。あなたが何を抱えていて、何と戦っているのか」と問いかける。意地でも「巻き込みたくない」と突き放す怜治に対しても、こずえは「巻き込まれても構わないから」と食い下がる。
そして、物語のラストに待ち受けていた悲劇の当事者となったのは怜治だった。沼田の指示を受けた西城が、こずえにドライバーで襲いかかると、怜治は彼女を庇って背中を刺されてしまう。信じたかと思えば裏切られ、殺されかけたかと思えば身を挺して守られる。もはや春臣との確執を忘れるほどに、自身の心を惑わせて振り回す彼のことを知りたい。これまで2人の関わった事件の一つひとつが、こずえが怜治に執着する理由になっていた。
怜治がトランクルームに隠したバッグの中身や春臣の裏金疑惑、サプライズ登場となった霜降り明星・せいやが扮する謎の男の正体など、まだまだ謎は深まるばかり。先の見えない禁断の恋の行方と、事件の真相を引き続き追っていきたい。
ベテラン刑務官こずえは、強盗殺人犯の怜治と出会い人生を狂わせる。冷静沈着な彼女の秘密に深く関わる怜治との出会いが、運命を大きく変えていく。
■放送情報
『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:篠原涼子、ジェシー、藤木直人、小関裕太、知英、高橋努、尾碕真花、柏木悠(超特急)、沢村玲(ONE N' ONLY)、新納慎也、河内大和、中島ひろ子、久保田悠来、小久保寿人、団長安田(安田大サーカス)、カルマ、高岸宏行(ティモンディ)、星乃夢奈、ベンガル 、宇梶剛士、大澄賢也、竹財輝之助、梶原叶渚、遠山俊也、柾木玲弥、越村友一、山下容莉枝、山田明郷
脚本:いずみ吉紘
演出:中茎強、南雲聖一、菅原伸太郎、茂山佳則
チーフプロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:鈴木亜希乃、福井芽衣
音楽:中島ノブユキ
制作協力:AX-ON
©日本テレビ
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