『葬送のフリーレン』小林千晃×市ノ瀬加那が“現場にいる安心感” 役と重なる信頼関係語る

 人気TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期では、フリーレンたちメインキャラクターの穏やかな日常に焦点が当てられている。とくに原作ファンが期待を寄せるのが、フェルンとシュタルクのいわゆる「デート回」だ。今回はフェルン役の市ノ瀬加那と、シュタルク役の小林千晃にインタビュー。

 お互いのキャラクターへのリスペクトに加え、小林のムードメーカーとしての振る舞いや、収録現場での種﨑敦美(フリーレン役)を交えた“職人気質”なやり取りなど、演者本人たちにも通じる関係性が明かされた。穏やかな日常が丁寧に描かれる第2期の見どころとともに、2人の対話をお届けする。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「まさかシュタルクがそんなことを言うなんて」

市ノ瀬加那

——序盤から作品ファンとしてはうれしいシーンがたくさん登場しました。第3話ではシュタルクが思いがけずフェルンをデートに誘うことになりますが、フェルンとシュタルクはそれぞれどんな想いだったのか、演じているお2人の考えを聞かせてください。

市ノ瀬加那(以下、市ノ瀬):フェルンは「まさかシュタルクがそんなことを言うなんて」と、予想外だったと思うんですよね。それこそ、動揺のあまり本を落としてそのまま出ていってしまうぐらいに(笑)。入念に準備するくらいですから、嬉しさもあり、でも緊張のほうが強くもあり……。

小林千晃(以下、小林):シュタルクはそこまで深く考えずに、本当にその場の思いつきで「デートとか言ったらびっくりするんだろうな」くらいの、ただただフェルンを驚かせてやろうというだけの言葉だったのだと思います。でも実際に言ってみたら本気に捉えられて、お互い予想外の形になりました。

小林千晃

——第2期の収録も踏まえて、改めてお互いのキャラクターの好きなところを発見できたりしましたか?

小林:フェルンは、朝が苦手だったり、無茶な買い物をしてしまったり、なかなか一緒に行動するのが容易ではないフリーレンをお世話しながら、要所要所で叱って導いてあげていて、シュタルクもそういうところをすごいなと感じていると思います。そんなフェルンを側で見ているから、シュタルクも自然とフリーレンを気に掛けるようになったり、日常の中でフェルンに感化されているのかなと。戦闘のときには、何よりもシュタルク自身が戦うことにすごく恐怖を抱えているなかで、同年代の女の子がそれをおくびにも出さず懸命に戦っている姿をリスペクトしているからこそ、背中を預けて前線で戦えているんだと思います。

市ノ瀬:新しい街や村に行くと、シュタルクはそこで出会う人たちと打ち解けるのが誰よりも早くて、子どもたちとも楽しそうに遊んでいる姿とかを見ても、すごく安心感を与えてくれる存在だと思っています。不器用だけど不器用なりにフェルンのことを考えてくれたり。その不器用さはもしかすると成長とともに徐々に見えなくなっていく部分かもしれなくて、今のシュタルクらしさなんだと考えると本当にかわいいし、そのままでいてほしいなと思う気持ちもあります。

——フェルンはシュタルクに当たりが強いところがありますが……。視聴者としては微笑ましい関係です。

小林:「もう少し優しい言葉を使ってほしいな」とか「もうちょっとオブラートに包んでよ」って思う瞬間はありますかね。大体シュタルクに非があるんですけど(笑)。

市ノ瀬:でも戦闘中に命がけで守ろうとしてくれたり、そういう一つひとつの行動が信頼につながっていると思います。

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