THE YELLOW MONKEY 吉井和哉の“ルーツ”が 『みらいのうた』メインビジュアル&場面写真

 12月5日に全国公開されるTHE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉に密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』のメインビジュアルと場面写真が公開された。

 本作は、2022年から吉井に密着し、喉頭癌が発覚から闘病を経てステージ復活を果たすまでの3年間を記録したドキュメンタリー。藤井風、BiSH、MOROHA、クリープハイプなど数々のミュージシャンたちのドキュメンタリー映像やミュージックビデオに携わり、2024年には、東出昌大の狩猟生活に1年間密着したドキュメンタリー映画『WILL』を手がけたエリザベス宮地が監督を務めた。

 幼い頃に亡くした父のことや、幼少期の頃の思い出、14歳でのロックとの出会いなどが語られていく。さらに、病が発覚した後の日々や、2024年に復活を遂げた東京ドーム公演『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』のライブパフォーマンス、その公演までの日々が濃密に記録されている。また作中では、吉井の人生とともに、知られざる“ロックンロールティーチャー”の存在が明かされ、音楽のその先、ロックに魅せられた男たちの生き様が映し出されていく。

 公開されたメインビジュアルは、吉井和哉という一人の男の人生と、音楽のルーツを辿るデザインとなっており、スタッフ、ファンの祈りが集まった東京ドームライブの“復活の日”「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」のパフォーマンスの一瞬が切り取られている。THE YELLOW MONKEYの楽曲「ホテルニュートリノ」の歌詞である「人生の7割は予告編で 残りの命 数えた時に本編が始まる」がコピーとして入っている。

 あわせて公開されたチラシビジュアルには、映画にも収められている、2021年の日本武道館公演「みらいのうた」のパフォーマンスシーンとともに、季節の移り変わりを伝える桜がデザインされている。吉井の父が亡くなって50年経った2021年に既に配信されていた同名楽曲。本作のタイトルとエンディング曲に起用されたのは、映画の編集がほぼ終わった時に付けられたという。様々なタイトル案が挙がっていた中、エリザベス宮地監督は「撮影が終わって、編集も始めて、最後の最後で吉井さんからタイトル『みらいのうた』をご提案いただいて。エンドロールに『みらいのうた』をはめてみたら、この3年間で起こった出来事がすべてこの楽曲に収束していく、昇華されていくようなイメージがあり。最後のピースがこの楽曲によってはまったようでした」と語っている。

 さらに、ビジュアルのもう一面には、吉井をロックの世界に引き入れた URGH POLICE(アーグポリス)のEROと吉井の貴重な当時の2ショット、そして40年ぶりにセッションする現在の2人の姿がデザインされている。2人の上には、教会のシーンが入っており、様々な偶然が重なり完成した本作について、吉井は「神様の書く脚本のペンがどんどん走っていった」とコメントを寄せている。本作は、THE YELLOW MONKEYのライブパフォーマンスや、吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加したBiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」の制作過程、そして彼女たちの東京ドーム解散公演も収められ、さらにチバユウスケについても語られる。

 なお、現在、ムビチケ(カード/オンライン)が販売中のほか、グッズ付きコンビニ券も受付中だ。

■公開情報
『みらいのうた』
12月5日(金)より全国公開
出演:吉井和哉
監督:エリザベス宮地
配給:murmur
配給協力:ティ・ジョイ
©2025「みらいのうた」製作委員会
公式サイト:mirainouta-film.jp
公式X(旧Twitter):@MIRAINOUTA_film
公式Instagram:@MIRAINOUTA_film

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