フジテレビに夏の青春ドラマが帰ってくる。森七菜と間宮祥太朗がW主演を務める『真夏のシンデレラ』が、7月期のフジテレビ月9ドラマ枠で放送されることが決定した。真夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇だ。

　これまでも『WATER BOYS』（2004年）、『SUMMER NUDE』（2013年）、『好きな人がいること』（2016年）など夏の青春群像劇を手がけてきたフジテレビが、「第34回ヤングシナリオ大賞」受賞者の市東さやかを脚本に迎え注目のキャストで月9を制作するということから、既に注目を集めている本作。W主演となる森と間宮がどんな“恋”を見せてくれるのかは大きく期待したいポイントだ。

　ヒロインを演じる森は、『この恋あたためますか』（TBS系）の井上樹木役で四角関係に揺れるヒロインの恋心を熱演した。ホフディランの楽曲「スマイル」をカバーしてCMで披露し、天真爛漫なパブリックイメージを持つ女優でもあることから、まさに夏の青春作品にはもってこいだろう。『真夏のシンデレラ』では困っている人を放っておけず、男勝りでサバサバした性格の蒼井夏海を演じるとのこと。森のビッグスマイルで男女8人の恋愛模様を強く引っ張っていってもらいたい。

　一方の間宮は、『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』（日本テレビ系）の五文字順太郎役、『オー！マイ・ボス！恋は別冊で』（TBS系）の中沢涼太役と、立て続けに恋が報われない役どころを演じてきた。そのあまりの健気さと良い人ぶりに、多くのファンが作中での恋の成就を願うように。『ファイトソング』（TBS系）の芦田春樹役でやっとヒロインと結ばれたときにはSNSでも話題になるなど、作品を超えて応援される役者でもあった。恋愛ドラマにおける間宮の芝居は、結ばれそうで結ばれない“焦ったさ”が多くの視聴者の心をときめかせてきた。そんな間宮が『真夏のシンデレラ』では優しすぎるがゆえに優柔不断の水島健人を演じることになる。ジリジリと太陽の照りつける夏の海で今度はどんな恋を見せてくれるのだろうか。