Hey! Say! JUMP 中島裕翔も登場 ゲストを巧みに起用する『99.9』の狙いを読む

 松本潤主演ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』が、本日3月18日に最終回を迎える。1月14日放送の初回スペシャルでは平均視聴率15.1%(以下、ビデオリサーチ調べ、関東地区)、3月11日に放送された第8話は18.0%を記録し、第8話までの平均視聴率は16.9%と前作に引き続き大きな支持を得ている。

 本作は、毎週に渡ってレギュラー出演者とゲストとして登場するキャストにより、物語が進められる。そして、毎週、意表を突くゲストの面々が登場することが話題に上がる。本来ではあればドラマゆえに女優や俳優が出演するのが多いと思いきや、また違った角度から登場するゲストばかり。シーズン1から、劇中では欠かさず話題として取り上げられる“プロレスネタ”に関連したプロレスラーの出演、そして松本演じる深山大翔のダジャレネタから、お笑いへと結びつき芸人、さらには音楽家、漫画家、スポーツ選手など彼らの職種は様々なのだ。 

『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』第7話に登場した松本零士

 本作におけるゲスト起用の特徴について、ライターの久保田和馬氏は次のように解説する。

「『99.9』は、毎回、様々な“小ネタ”が仕掛けられているのが特徴のあるドラマです。そして、“小ネタ”が、いろんな方向に振り幅を持たせたギャグが含まれている。そのギャグのひとつとして、ゲスト俳優が役割をなしていることもあるのではと思います。第7話で登場した松本零士さん、ヒャダインさん、第6話だとIZAMさん、彼らの登場は驚きを与えたサプライズ的要素ももちろんありますが、物語の“笑い”の部分でも活躍していました。また、役者さんが登場する場合でも、第6話で出演した安達祐実さんが、襲われる直前に寝言で『家なき子』の有名なフレーズを言いかけるという、ギャグ路線の一部として、登場する役者さんに代表作のお決まりのセリフをさりげなく出すということもしている。お笑い芸人の場合も、今人気の芸人が出演するのではなくて、久々にテレビで見るようなユリオカ超特Qだったり、今後のブレイクが注目されているひょっこりはんであったり、より視聴者を楽しませているひと工夫が施されています」

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