【漫画】陣痛の痛み、どれほど耐えがたい? 自然分娩を選んだ女性の出産エッセイに共感
陣痛の痛みに耐えきれず、無痛分娩に切り替えた――。そんな想定外な41時間を収めたリアルな漫画『3年前の話ですが、1人目の出産レポを描いてみました。』がXに投稿されている。
同じ経験をした読者からの共感を呼ぶ本作を描いたのは乞田五左郎さん(@kottagosaro)。自身も育児をしながら活動を続ける彼女に、本作の制作について聞いた。(小池直也)
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【漫画】『3年前の話ですが、1人目の出産レポを描いてみました。』を読む
――投稿の反響はいかがでしたか。
乞田五左郎(以下、乞田):同じような経験をした人からの反応が多かったです。無痛分娩を選んだ人も、選ばなかった人も、共感の声が結構ありましたね。
――投稿のきっかけを教えてください。
乞田:もともと無痛分娩を選ばなかったのに、陣痛が痛すぎて耐えられなくて、途中から切り替えてもらったんですよ。それが自分のなかで想定外の出来事すぎて、同じ人がいるかな、どういう反応があるかなと思って描いてみました。
そんなことが可能なのか、当時は考えてもいなかったんですよ。たまたま無痛に特化した病院で、それが用意されていたからできました。もし「無痛分娩」という選択肢がない病院だったらどうしていたんだろう、と思い返すと今でも怖いですね。
――もともと無痛分娩は考えていなかった?
乞田:周りに選択している人が少なかったのと、費用がすごく高かったんです。プラス20万円くらい。人によっては「そのくらいいいじゃん」と思うかもしれませんが、母親も友達も普通の分娩を選んでいるので、自分もできるだろうと。なんとなく思っていましたね。ただ、それが想像以上にきつかった(笑)。音を上げてしまった、という感じです。
――漫画を読むと、当時のことを細かく記憶されている印象です。
乞田:当時の流れはかなり覚えていますね。強烈な出来事でしたから……。むしろ、もっと描きたい部分があったんですけど、絞って端折ってます。トータルで41時間かかったので、ダラダラ描くと、すごい長さになってしまうので。ただ、もっと長い人からしたら「何言ってんだ」という感じですが(笑)。
――制作期間はどれくらいかかりました?
乞田:メインの育児漫画の合間に少しずつ進めていた漫画なんです。2日に1回とか、少なくとも週2回と更新していると、長編を描くのに時間がかかってしまって。なかなか最後まで描けずに、5カ月くらい放置していた漫画だったんですよ。
今、子どもがふたりいて、1日中一緒にいるので、基本は寝かしつけた後の布団のなかで描いています。「時間がない」というのがすべてですね。
――育児漫画を描き始めたのはなぜだったのですか。
乞田:絵のリハビリに、育児をネタに漫画を描いてみようと思ったのがきっかけです。もともと絵が好きで、趣味のアカウントを持っていたんです。でも出産してからは、引っ越しなどで生活環境が変わり、4年くらい絵を描く時間がありませんでした。
ただ子どもが3歳と1歳になると、だんだん余裕が出てきて、また絵を描きたいなと。育児ネタならアイデアがいくらでもあります(笑)。
――手応えを感じた投稿はありました?
乞田:たまたま1度バズったことですね。近所の診療所のお爺ちゃん先生の漫画でしたが、6万を超えました。そこからフォロワーが増えたり、投稿した絵に必ずいいねが付くようになったり。最初はフォロワー5人で、見てもらえない期間が長かったんです。正直、自分でもバズると思っていなくて驚きました。
――今後の展望を聞かせてください。
乞田:「4コマ漫画や挿絵なら育児しながらでも描けそうだ」という漫画家としての夢が出てきました。あとは創作もやりたいですね。実は趣味で武術としての「太極拳」をやっていて、そのよさを漫画で広められないかなとも考えています。
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