伏尾美紀の最新ミステリー『誰何』が山田風太郎賞ノミネート 元刑事と現役刑事の捜査が交錯

 伏尾美紀の最新作『誰何(すいか)』が、第17回山田風太郎賞の候補作にノミネートされた。選考会は10月22日に行われる。

 本作は8月19日に光文社より刊行された長編ミステリー。都内のアパートで孤独死した女性が、実は二年前に死亡していたはずの人物だったという幕開けから、その死者の正体を追う元刑事と、石狩で起きたひき逃げ事件を担当する北海道警察の刑事、ふたりの捜査が交錯していく物語である。

 発売前重版に始まり、TBS系「王様のブランチ」をはじめとする各種メディアで紹介され、たちまち5刷の重版となっている。

 著者の伏尾美紀は1967年北海道生まれ。2021年に『北緯43度のコールドケース』(受賞時タイトル「センパーファイ――常に忠誠を――」)で第67回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2026年には『百年の時効』で第28回大藪春彦賞、第47回吉川英治文学新人賞、第79回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞し、22年ぶりの文学賞3冠を達成した。同作は「本の雑誌が選ぶ2025年度ベスト10」でも第1位に選ばれている。他の著書に『数学の女王 道警 沢村依理子』『最悪の相棒』がある。『誰何』は3冠達成後の第一作となる。

■書誌情報
『誰何(すいか)』
著者:伏尾美紀
発売日:2026年8月19日
出版社:光文社

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