日販調べの週間漫画ランキングで初登場1位を獲得したのは、荒木飛呂彦による『The JOJOLands』4巻（集英社）。YouTubeチャンネル「ヤンジャン漫画TV」にて公開された本巻PVでは、コミックアニメーション化された臨場感満載の動画となっている。

　コメント欄には「9部スッゲェ面白くてビビる」や、9部にて登場した「チャーミングマン、マジで好き」といったコメントで溢れた。また、海外のファンもコメントしており、日本のみならず世界的に愛されていることが分かる。1部開始からもうすぐ40年を迎える本作のシリーズだが、今から読み始めても十分楽しめることだろう。

1.The JOJOLands（4）／荒木飛呂彦／集英社
2.ブルーロック（30）／金城宗幸・ノ村優介／講談社
3.リアル（16）／井上雄彦／集英社
4.金色のガッシュ！！2（4）／雷句誠／クラーケンコミックス発行・鍬谷書店扱い
5.ホタルの嫁入り（5）／橘オレコ／小学館
6.僕のヒーローアカデミア（41）／堀越耕平／集英社
7.踏んだり、蹴ったり、愛したり（5）／壱屋すみ／KADOKAWA
8.墜落JKと廃人教師（20）／sora／白泉社
9.お気楽領主の楽しい領地防衛（6）／青色まろ・赤池宗ほか／オーバーラップ
10.無職転生～異世界行ったら本気だす～（21）／フジカワユカ・理不尽な孫の手ほか／KADOKAWA

　2位には、先週に続き金城宗幸・ノ村優介による『ブルーロック』30巻（講談社）。8月27日にJリーグとのコラボイベントを開催し、メインキャラクター10名がJ1チームのユニフォームをまとった書き下ろしイラストが公開された。

　さらに同日より、9月23日まで無料ダウンロードできる全16種類のオリジナルのLINEスタンプが登場。本作のストーリーだけでなく、多様なメディアミックスで活躍の幅を広げるサッカー漫画の金字塔から目が離せない。

　3位には男子車椅子バスケットボールを描いた、井上雄彦による『リアル』16巻（集英社）が初登場。16巻を記念して開設された特設サイトでは、8月28日より開催される、2024パリパラリンピック・女子車椅子バスケとコラボしている。

　本サイトには、日本代表の女子高生コンビ・小島瑠莉選手と西村葵選手のインタビューが掲載。車椅子バスケのリアルを描いた本作に触れると、よりパラリンピックが楽しめることだろう。

　こちらも初登場の、雷句誠による『金色のガッシュ！！2』4巻（クラーケンコミックス発行鍬谷書店扱い）が4位に。表紙には前作『金色のガッシュ！！』にてガッシュベルのライバルだったブラゴとパートナーのシェリーが登場している。荒ぶる表情そのままに筋骨隆々となったブラゴを探してみてはいかがだろうか。

　5位には、橘オレコによる『ホタルの嫁入り』5巻（小学館）が初登場でランクイン。2024年の各漫画賞にて名前が挙がる話題沸騰中の本作は、累計発行部数が200万部を突破した。殺し屋と令嬢という全く価値観が違う2人の掛け合いにページをめくる手が止まらない。

　続いて4週連続1位はならずもTOP10内に留まった、堀越耕平による『僕のヒーローアカデミア』41巻（集英社）が6位に。現在開催されている世界を対象にした人気投票「WORLD BEST HERO」の3週目にて、緑谷出久が初の1位を獲得した。緑谷が人気投票で1位を獲るのは、通常の人気投票の初回で1位を獲得して以来のことであり、本ランキングの動向から目が離せなくなくなってきた。

　8位は、6月にMBSドラマイズム枠にて実写ドラマのセカンドシーズンが放送された、soraによる『墜落JKと廃人教師』20巻（白泉社）が初登場でランクイン。本巻と合わせて200点のイラストが掲載されたイラスト集『墜落JKと廃人教師 ART WORKS complete ver.』も発売された。教師とJKの恋を描いた感動のラストは一読の価値ありだ。

※参考：日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/