本性がバレるあたりで、これまで藤子視点で進んでいた話が一部、仁科さん視点に切り替わる。この怒涛の展開に背筋が凍りそうな怖さ、気味の悪さがあるのだが、それでもコメディタッチな面もあり、続きが気になってついつい読み進めてしまう。とある修羅場？な場面でも、なぜか目がギンギンで興奮しちゃうのもやばい。彼がどんなことを考えて行動しているのかが覗けてしまうのだ……やばい。やばいやばいやばい。もうこの記事で、やばいしか言ってないな。藤子に避けられて怒られて、しゅんとなった仁科さんの顔を見ると、いじらしくも感じてしまい、ついつい感覚が狂ってしまう。やばいな。妙な中毒性がある。

　あぁ、これが絆（ほだ）されてしまうというやつか……。

　暑い季節に背中がゾクゾクして肌が粟立つ思いを味わいたい。愛が重たいスーパーハイスペックヤンデレが大好き。2次元で不思議な中毒性のある世界に浸ってみたい方は、ぜひ手に取ってにみてほしい作品だ。

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書誌情報
『癒やしのお隣さんには秘密がある』
Only Lips comicsめちゃコミックオリジナル1巻
作者：嶋伏ろう（漫画）、梅澤夏子 (原作)
出版社：大誠社