城島茂、美空ひばりや吉幾三ら昭和の名曲に思いを馳せる 「歌声を聴いてホロッと泣いてたりします」

 城島茂が司会を務める歌謡番組『城島茂 昭和の名曲!〜あの年あの歌あの記憶〜』(BS12)のレギュラー放送が2026年10月よりスタートする。

 『城島茂 昭和の名曲!』は、昭和の時代を彩った名曲とともに時代の記憶を心に刻む歌謡番組。今年1月、ゲストに川中美幸、天童よしみ、海援隊、錦野旦、山本リンダを迎えての2夜連続放送があり、今回レギュラーでの放送が決まった。今回のゲストは、10月14日放送の#1に岩崎宏美、細川たかし、10月21日放送の#2に市川由紀乃、大月みやこ、杜このみ。収録終わりのスタジオでマスコミ向けの取材会が開かれた。

 フォーカスされる年代の一つ、昭和50年は45年生まれの城島が5歳だった頃。その当時の出来事に触れることで、歌を武器に歌い続けてきた事実、歌への責任や覚悟、プロとはなんたるやを教えられたという。一方の昭和29年は城島の母親の世代。城島は一つの物事を好きになれること、自分が好きだと思えることに出会えることに改めて実感し、「そういったものを未だに持ち続けてステージに立っているゲストのみなさんが素晴らしいな、そういうのに出会えることって幸せなんだなと思いながらお話をうかがってました」と感銘を受けたようだ。

 城島にとって昭和を代表する名曲と言えば、美空ひばり「川の流れのように」。美空ひばりが大好きで実際に本物を見て歌を聴いたことがあるという母親の影響も大きく、「表現者としての心意気、矜持なのか、自分もパフォーマンスする側で、今は司会とかもやらせてもらいますけど、表に立つ人間としてこうあらなければという覚悟のようなものをひばりさんの立ち姿、歌声からは教えられる気がしています」とコメント。また、母親に感化され吉幾三の音楽も聴いてきた。記者から「吉幾三さんももしかしたらこの番組のゲストに?」と質問されると、城島は「そうしたら観覧席でうちの母が来るんじゃないかな」と記者陣を笑わせながら、「たまに歌声を聴いてホロッと泣いてたりしますけど。本人の中では、歌というのは自分の中で共鳴する部分、人生と重ね合わせられる、オーバーラップする部分があるのかなと背中を見てました」と語った。

 番組を通して改めて感じた歌謡曲や演歌の魅力は、歌の多様性とクリエイティブな物の見方。阿久悠は作詞家として5000曲以上の楽曲を残しながら、オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)の企画立案や小説家としても活躍。昭和歌謡のライバルとされたなかにし礼との関係性、当時の盛り上がりに触れながら、「歌の世界というのは表現者が代表で歌ってますが、いろんな方が支えてるんだなと思うと、これは歌だけでなく、僕らの生活もそうなんだなと思ったりします。今日は帰ったらこんなことがあったと、子どもにちょっと自慢しようかなって思っています」と温かな笑みを見せた。

 最後に城島は、「今、テレビだけでなく、いろんな媒体でいろんな曲を自分自身で選んで好きな時に聴ける時代になりましたけれども、こういう時代の中でこそ、このBS12でこういった番組やってるんだ、と。時代を紐解きながら、あの頃を振り返り、でも前を見続けている歌い手のみなさんの歌への思いに触れていただけたら幸いですね。そこでどう次に繋がっていくかというのを期待してやまない自分がおります」と視聴者にメッセージを届けた。

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