2027年、日本で「完全自動運転」が日常に? トヨタ×Waymo本格始動とClaude5時間ごとの上限撤廃【週末AIニュース3選】
国内外で新サービスの発表やアップデート情報などが絶えない昨今のAI業界。 1日の間にこれまでの常識が変わるようなリリースがあったりと、AI関連のトピックは目まぐるしい速度で更新されている。
10月30日〜11月1日の週末では、トヨタとWaymoが2027年の国内運行に向けて試験・検証運用を実施すると発表。アメリカや中国で走っている無人タクシーが遂に日本でも27年に運行するとして話題となっている。また、AnthropicがClaudeのMaxプランの名称と仕様変更を発表し、Ultraプランでは5時間ごとの利用上限が撤廃されたことやフランスのAIスタートアップMistral AIが大規模AIモデル「Mistral Large 4」のオープンウェイトを公開したことも注目だ。
トヨタとウェイモが自動運転タクシーのベース車両生産を開始 2027年に国内運行へ
トヨタ自動車とWaymoは自動運転技術における協業の次段階として、2027年に自動運転車両『bZ4X』を日本で試験・検証運用すると発表した。英国などその他の市場への展開は翌年以降を予定している。
Today, we’re announcing the next phase of our autonomous driving collaboration with @ToyotaMotorCorp to scale a fleet of bZ4X autonomous vehicles in Japan, beginning with testing and validation in 2027.
Read more about our partnership here: https://t.co/W1IYb0K5Wo
__… pic.twitter.com/A9Dnz2OKtT— Waymo (@Waymo) October 30, 2026
本取り組みは2025年4月の合意に基づくもので、国内量産車を用いた日本初の完全自動運転によるライドヘイリングサービス展開に向けた大きな節目となる。ベース車両の組み立てからWaymoの自動運転ハードウェアの統合までは、愛知県のトヨタ高岡工場にて一貫して行われる。
両社はトヨタの車両開発の知見とWaymoの技術を融合し、安全性を検証したレベル4の自動運転車両の世界展開を加速させる。ヒューマンエラーによる事故削減や、移動が困難な人々の自由確保が狙いだ。専用カスタマイズされた『bZ4X』は、オートマチックドアや広い足元空間などアクセシビリティにも配慮した設計となっている。
今後は個人所有車への自動運転技術の展開も検討し、実運用から得られるデータ駆動型のインテリジェンスを活用しながら、すべての道路利用者の安全性向上を目指す方針だ。
Anthropic、「Claude」のプラン「Max 20x」を「Ultra」に名称変更
AnthropicはAIアシスタントClaudeの個人向け有料プランの名称および仕様変更を発表した。
We’re renaming our Max plans:
Max 5x → Max
Max 20x → UltraMax is still $100/month, and Ultra is still $200. If you’re a subscriber, there’s nothing you need to do.
We’re also removing the 5-hour limit for verified Ultra accounts, starting today with most existing… pic.twitter.com/9QR5ASBbeb
— Claude (@claudeai) October 30, 2026
月額100ドルの旧プランMax 5xは新しくMaxに、月額200ドルの旧Max 20xはUltraとなる。料金設定は据え置きとなり、既存ユーザーは手続き不要で新プランへと自動移行される。
今回の改定で最大の特徴となるのが、Ultraプランにおける5時間ごとの利用上限撤廃だ。アンソロピックは、利用履歴などを基に自動認証が済んだ既存アカウントから順次、この制限を解除している。なお、新規アカウントに対する一時的な制限や、週ごとの利用上限自体は従来通り維持される。
また両プラン共通の仕様として、高性能モデル「Fable」を週間利用上限の50%まで利用できる。さらに、開発基盤Claude Platformで使えるAPIクレジットも毎月付与され、その額はMaxが100ドル分、Ultraが200ドル分である。
Mistral AIがオープンウェイトモデル『Mistral Large 4』を公開
フランスのAIスタートアップMistral AIは、1兆パラメータの大規模AIモデル「Mistral Large 4」のオープンウェイトを公開した。プレビュー版から強化学習で改良され、コーディングやサイバーセキュリティ領域で大幅な性能向上を達成している。
Today, we release the weights of a new and improved Le Chonk, advancing the open frontier for agentic coding and cybersecurity.
💻 Built to build: Le Chonk ranks #1 on @cognition’s FrontierCode among open models, and sets a new benchmark for Pareto efficiency on… pic.twitter.com/R9wQ6WTPnl
— Mistral AI (@MistralAI) October 29, 2026
本モデルは新たに3段階の推論モードを搭載。コーディングではタスクあたりのトークン使用量を47%削減しつつ、オープンモデルで最高水準を記録した。コーディングタスクにおいて他のモデルと比較して、人間の評価者にどれくらい好まれたかを示すブラインドテストではAnthropicの「Claude Opus 5.5」に次ぐ評価を獲得。サイバー攻撃依頼の拒否率も96.6%に達し、高い安全性を実現した。
Hugging Faceなどから入手できるほか、Microsoft Foundry等のクラウド経由でも利用可能だ。入力100万トークンあたり0.70ドルと低価格に設定されており、修正版MITライセンスの下で提供され、商用利用も認められる。
参考
※1:https://waymo.com/blog/2026/10/toyota-bz4x-partnership/
※2:https://support.claude.com/ja/articles/17728952-ultra%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%AF
※3:https://mistral.ai/news/mistral-large-4-oss/