ホロライブ・鷹嶺ルイが周囲から慕われ、頼られる理由 苦労人としての“共鳴”からVTuberの道へ
「自己肯定感が低かった」彼女が選んだ言葉は“反逆”
あるとき雑談配信で、「今までアイドルを推す側にいたけれど、逆に推される側になった気持ちが知りたい」という質問が届いた。鷹嶺は、次のように答えている。
「自分はもともと自己肯定感が低く、ネガティブになりやすかった」
「マリン先輩からは、相手の肯定感を上げるのは上手だけど、自分の肯定感はどうやって上げてるの?と言われたことがあって、自己肯定感を上げるための話ってしたことがない」
「自分の殻の中に閉じこもっちゃうタイプなんだけど、その話を聞いてハッとした」
それまでは自分に対して否定的な感情を持っていたが、ホロライブの一員としてファンから応援されることで、自己肯定感が上がる時間が相対的に増えたと気づいたという。
以前はファン側だった人物が、タレント本人へと立場を変えたことで、心境や考え方が大きく変化する。それをうかがい知れるワンシーンだ。
ブラックな会社を抜け出し、憧れの存在がいる世界に飛び込み、並々ならぬ熱量でさまざまな番組・配信に出演している鷹嶺ルイ。それを「真面目な気性の表れ」と簡単にまとめるだけでは収まりきらない。そこから感じられるのは、覚悟を決めた人物が何かを成し遂げようとするときの、高揚感にも近いハイエネルギーなオーラだ。
12月16日に開催されるソロライブは、『REBELLION(反逆)』と名付けられた。このタイトルは、彼女が愛するアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』にちなんだものではないかと思われる。
自身初のソロライブに、敬愛する作品のフレーズを重ねる。そこにはリスペクトやオマージュの気持ちがあるのだろうが、さらに自分の両肩に背負ってまで、このライブに込めようとしているものは何なのだろう。
それは、かつてネガティブな感情で塗り固めていた自分を、この初のソロライブで勇ましく力強い姿として表現する、弱気な自分に対する「REBELLION(反逆)」なのかもしれない。
年末を目前に控えた12月の大一番。その舞台は、彼女にとっての“有馬記念”、いやあるいは“ホープフルステークス”になるのかもしれない。鷹嶺ルイにとって新たな一歩を象徴する、そんなステージを迎える。