OpenAIからハイコスパモデル「GPT-6.1 Terra」が登場 「Siri AI」が待望の日本語対応も【AIニュース3選】

 国内外で新サービスの発表やアップデート情報などが絶えない昨今のAI業界。 1日の間にこれまでの常識が変わるようなリリースがあったりと、AI関連のトピックは目まぐるしい速度で更新されている。

 10月26日の1番の注目ニュースはOpenAIが発表したモデル『GPT-6.1 Terra』だ。コンピュータ操作能力が同社の最高性能モデル『GPT-6 Astra』に匹敵するのにもかかわらず、10分の1のトークン単価で利用できる高コスパのモデルとなっている。また、Appleの『Siri AI』がついに日本語に対応したことや、政治団体のチームみらいがAI失業対策の提言書を木原官房長官に提出し、特設サイトを公開したことも注目だ。

OpenAI、最高峰モデルに迫る性能をコスト1/10で実現した新AI『GPT-6.1 Terra』を発表

 OpenAIはコストパフォーマンスを重視した新AIモデル『GPT-6.1 Terra』を発表した。同社の最高性能モデル『GPT-6 Astra』に一部匹敵する能力を持ちながら、10分の1のトークン単価で利用できるのが最大の特徴だ。(※1)

 『GPT-5.6 Terra』の後継となる本モデルは、書類の作成・読み取りといった日常業務に加え、視覚的な理解やコンピュータ操作において真価を発揮する。専門業務能力を測るテストでは前モデルからスコアが飛躍的に向上し、エラー率も激減。上位モデル譲りの保護機能が適用されており、安全性も担保されている。なお、複雑なコーディングには引き続き上位モデルの利用が適しているという。

 API料金は100万トークンあたり入力1ドル、出力5ドルと従来モデルから大幅に値下げされた。同日より「Plus」や「Enterprise」など各プランのユーザー向けに提供が始まっている。

Apple「Siri AI」が日本語対応 メール作成や写真の編集・共有も可能に

 Appleは最新の27.2系ソフトウェアアップデートにおいて、次世代音声アシスタント「Siri AI」の対応言語を拡大し、新たに日本語を含む5言語で利用可能になったと発表した。(※2)

 「Apple Intelligence」を基盤に一から再構築されたSiri AIは、プライバシーを保護しながら個人の文脈を深く理解する。メッセージや写真などのアプリを横断した情報把握にくわえ、表示中の画面内容を認識して質問に答える「画面認識機能」も搭載。メール作成から写真の編集・共有まで、システム全体の操作をシームレスに補助してくれる。

 本機能はiOS 27.2やmacOS 27.2などのベータ版として提供され、Apple Intelligence対応デバイスを持つ13歳以上のユーザーが利用可能だ。なお、高度な処理を伴う一部のサーバーサイド機能には1日の利用上限が設定されており、将来的には拡張アクセスを有料で提供する計画も明かされている。

チームみらいがAI失業対策を政府に提言

 政治団体「チームみらい」はAIの急速な普及に伴う雇用や働き方の変化に備えるための提言書を木原官房長官に提出し、あわせて特設Webサイトを公開した。(※3)

 同団体は欧米や中国での現地調査に加え、AIを聞き手とした独自の「AIインタビュー」を通じて国内外の現状を調査。すでに海外のソフトウェア開発職などで生成AIの影響による若年層の雇用減少が報告されており、提言書ではこれを「炭鉱のカナリア(危険の兆候)」と位置づけ、日本でも迅速な対応が必要だと警鐘を鳴らしている。

 提言は「AIの社会実装を支える規制・制度改革」と「仕事・雇用の変化に対応する労働政策」の2本柱からなる。技術発展を見据えた柔軟な法整備のほか、働き手のリスキリング支援、労働者保護やセーフティーネットの拡充を政府に求めた。

 特設サイトでは、提言の詳細や現場から寄せられた業務変容のリアルな声に加え、労働問題や収入減少に悩む人向けの公的支援窓口もまとめられている。同団体は今後も現場の声を拾い上げ、国会論戦等を通じて政策のアップデートを続けていく方針だ。(※4)

参考
※1:https://x.com/OpenAI/status/2114780711664398349?s=20
※2:https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/10/siri-ai-is-available-today-in-more-languages/
※3:https://x.com/team_mirai_jp/status/2114541751583355222?s=20
※4:https://team-mir.ai/lp/ai-shitsugyo/proposal.html#teigen

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