「もっと快適にお風呂に入りたい」「疲れを癒したい」…そんな思いを持っている人が多いのではないでしょうか。そんな人の願いを叶えるのがLIXILの泡シャワー「KINUAMI」。泡が出るシャワーとは一体どういう感覚なのか？これまでにない、新感覚のシャワーを実際に試してレビューします。

工事不要で簡単に取り付け可能！

　『KINUAMI』は、LIXILが開発している温かく濃密な泡で全身を包みこむことができる泡シャワー。スイッチひとつでお湯と泡を簡単に切り替えることができます。

　シンプルで洗練されたデザインも魅力の一つ。シャワーヘッドや本体部分はマットな質感で、浴室の雰囲気を損なうことなく自然に馴染みます。丸みを帯びたフォルムは柔らかい印象を与え、高級感のある仕上がりになっています。「見た目にこだわりたい」「おしゃれなバスルームにしたい」という人にとってもぴったりのデザインです。

　最大のメリットは、工事不要で簡単に取り付けられること。 特別な工具や工事は一切不要で、購入したその日からすぐに使用できます。ただし、磁石を利用して浴室の壁に固定する仕様になっているため、設置前に「浴室の壁に磁石が付くかどうか」は確認必須。磁石が付かない場合は、別途オプションパーツを用意する必要があります。

　ということで、実際に製品を取り付けてみました。

　まずは、既存のホースを取り外します。一般的なシャワーホースに接続できるため、賃貸住宅でも導入しやすいのが嬉しいポイントです。

　あらかじめ充電していた専用電池パックを本体にセットします。

きめ細かい泡で癒しの入浴タイムに

　使い方は非常にシンプル。直感的に操作できる設計になっています。
ハンドルを縦向きにすると通常のシャワーモード、ハンドルをカチッと90度横向きにすると泡モードに切り替わります。

　ボタンがなく、シンプルな設計なので、お風呂の中でも濡れた手でスムーズに操作できます。

　30秒を目安に、全身を包み込むように泡を体にかけ、手を使ってなで洗いします。

　泡はふわふわでとてもきめ細かい！人間の手では作ることが難しいふわふわの泡を生成してくれました。泡の持続力も程よく、しっかり肌に留まります。専用のボディソープはほんのりいい香りがして癒されました。

　シャワーの水圧や音量は快適で、一般的なシャワーと比べて大きな音がすることもありません。水圧も強すぎず弱すぎず、ちょうどいいバランスです。

　KINUAMIの泡モードは、1分以上連続で泡を出し続けると冷たい水や泡が放射されるため、長時間の泡放出はできません。しかし、実際は30秒ほどで十分に全身を泡で包むことができるため、大きなデメリットには感じませんでした。

　夫にも使ってもらいましたが、ボディタオルで泡立てる時間が省けて時短になる、と大絶賛！

　泡を手でなじませるだけで十分に洗浄できるため、肌への負担を最小限に抑えることができます。特に、乾燥肌や敏感肌の人にはぴったり。私は乾燥肌ですが、優しい泡でふんわり包み込んでくれる感じが良いなと感じました。ボディタオルを使うと肌が荒れがちな人や、小さな子ども、高齢者にも優しい洗い心地です。

　ただ、専用のボディソープは保湿成分が含まれているため、洗い上がりのしっとり感は強めです。好みにもよりますが、さっぱり感を求める人には少し物足りなく感じそう。夏場や汗を多くかく人は、ボディタオルを使って気になる部分の汚れを落としてもいいかもしれません。

KINUAMIは家族みんなで使えそう！

　一人暮らしの社会人なら、仕事で疲れてお風呂に入る時、極上のふわふわ泡に包まれることで、お風呂の時間がリラックスタイムに変わりそう。朝の時間がないときでも、泡立てる手間なくサッと洗えるので、時短になるのが大きな魅力。特に、共働きでバタバタしがちな夫婦にとって、毎日のシャワーがより効率的かつ快適な時間になること間違いなしです。
　もちろん、ファミリーでも活用できそうです。モコモコの泡が出てくるだけで、子どもたちもきっとテンションが上がりそう。風呂を嫌がるお子さんでもすんなり入って楽しんでくれるのではないでしょうか。

　KINUAMIの泡シャワーで、いつものお風呂の時間が特別な時間になりました。時短にもなり、忙しい人や家族みんなで使えるのは嬉しい。贅沢な泡で癒される至福のバスタイムをぜひ体験してみては？