前代未聞！ 親友同士の恋愛バトルの結末

　今期、とくに注目を集めていたのが、ここな（久保湖波）といちか（木場苺花）の親友バトル。同じ高校に通い、毎日一緒にお弁当を食べるほどの仲の良い2人が、じょうしん（西野成真）をめぐって正々堂々と戦いを繰り広げた。

　どちらが選ばれても気まずい展開になるな……とハラハラしていたが、じょうしんがここなを選んだあと、涙しながらも「ここなが幸せならいい」と笑顔を浮かべていたいちか。「どちらがあかんくても、ギューしよう」と約束したとおり、美しい友情のハグも見られた。ここなといちかには、ピュアな気持ちを思い出させてもらったし、まっすぐに相手とぶつかることの尊さを教えてもらった気がする。まさに、“正々堂々”という言葉が似合う2人だった。

　そして、じょうしんがここなを選んだ理由は、やはり存在の大きさにあるのだろう。2週間という短い期間のなか、ここなは全力でアピールをして、じょうしんの頭のなかをいっぱいにすることに成功した。じょうしんも、いちかとのデートはドキドキしたと言っていたが、いなくなって寂しいほどに存在感が大きくなってしまったのはここなの方だったのだろう。じょうしんもたすくも、三角関係に翻弄された男子たちは、ドキドキよりも素のままでいられる安らぎを求める結果となった。

　今の高校生たちは、コロナの影響でイベントが中止になってしまうことも多かったと思う。だからこそ、そうたが「高校生活でいちばん思い出に残ったし、青春したな」と笑顔で言っていた時に、すごくうれしくなった。恋が実っても実らなくても、この旅での経験はどんな時も9人の背中を押してくれるはずだ。そして、これからもメンバーたちにとって“オレンジタイム”のような日々が続きますように。

【場面写真】『恋ステ 2023春～Sweet Orange Memory～』最終話ハイライト

『恋する♥週末ホームステイ 2023春～Sweet Orange Memory～』を見る

現在14日間無料体験中！「ABEMAプレミアム」はこちらから

『ABEMA』総力特集　人気作品の裏側に迫るインタビュー＆コラム